江花和郎@ブログ

2005~2011年連合新潟会長を務める間書いたブログをその後も時々更新しています。

労金のNPO助成

2006年06月12日 | NPO
先週の土曜日(6/10)、平成18年度のNPO助成の選考委員会がありました。
助成するのは、(財)新潟県勤労者福祉厚生財団ですが、新潟県労働金庫が設立した財団で、この「NPO助成事業」の基金1億円も労金からの寄付です。
毎年900万円程度の枠で選考しており、今年が4年目になります。

今年は、助成を申し込んだNPOが80団体、申込金額で約5200万円に上りました。
これを第一次の書類選考である程度に絞り込み、一昨日、面接選考の上、最終選考を行い、19団体、総額892万円の助成が決まりました。

私は昨年から選考委員長を務めていますが、まず大変勉強させてもらっています。
膨大な申込書類に目を通す作業は大変ですが、5月の第一次選考の前に行った「前年度助成団体の成果発表会」と最終選考の前に行った「面接選考(14団体のプレゼンテーション)」は、すごく面白い。

地域づくり、環境、福祉、人権の分野が多いわけですが、多様な課題にいろいろな切り口でアプローチしており、自分の経験からは諦めてしまいそうな状況でも意欲的に挑戦していく姿は大いに参考になります。

選考委員は、NPO関係者が多いのですが、その他に研究者、マスコミ、労働団体といった構成で、すんなり決まるかといえば、そうでもなく、それぞれに情報も価値観も違うので、自分の常識とは違う見方があることをお互いに発見する時間でもあります。
もっとも、そう思っているのは私だけなのかもしれませんが。

ともかく、今年も助成対象団体が決まりました。
支援したいなあと思えるNPOでも、対象事業の目的がはっきりしなかったり、支援することでどういう展望が切り開けるかが見えなかったりすると、落選します。

今年助成対象にならなかったNPOは、また来年挑戦してみて下さい。

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