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城内実政務官、小泉進次郎青年局長…自民のホープが存在感

2013-01-27 15:40:14 | 政治

http://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/snk20130127068.html
2013年1月27日(日)08:02
(産経新聞)

 安倍晋三政権発足から26日、1カ月を迎えたが、首相はデフレ脱却に向けた経済政策やアルジェリア人質事件で陣頭指揮をとる一方で、若手に積極的に重要な仕事を任せている。とりわけ城内実外務政務官(47)と小泉進次郎自民党青年局長(31)の存在感が際立っているようだ。

 ■城内実政務官 アルジェリアと調整 難なく

 アルジェリアでの人質事件で17日から同国に派遣されていた城内実外務政務官は26日、民間機で成田空港に帰国した。到着後、安倍晋三首相を公邸に訪ね、現地で確認した情報を報告した。城内氏は報告後、記者団に「軍のオペレーションの中で人質が亡くなったことは事実だ。大半はテロリストによって殺害されたと推察される」と説明した。

 城内氏は欧州出張中に事件が発生したため、急遽(きゅうきょ)予定を変更して17日にアルジェリアに入った。同国イナメナスの事件現場を欧米各国に先んじて政府高官として視察したほか、日本人の遺体の身元確認作業に同行し、現地と日本政府の連絡調整役を務めた。

 またセラル首相やメデルチ外相、ウルドカブリア内務・地方自治相らアルジェリア政府の閣僚と次々と会談。交渉のカウンターパートとしては相手が「格上」だが事件の全容の情報提供や遺体搬送の支援要請などの折衝にもあたった。日英仏など8カ国が共同でアルジェリア政府に迅速な情報提供を求めたのは、城内氏が発案し働きかけたものだ。

 首相が重要な任務を託したのは実務に長(た)けた元キャリア外務官僚ということがある。学生時代にフランス語に携わり、ドイツ語の通訳官を務めるなど語学力があり、同行筋は「まさに外交官の顔つきだった」という。

 城内氏は小泉純一郎政権時代の平成15年の衆院選で初当選したが、郵政民営化をめぐり反旗を翻した。当時幹事長代理だった首相に翻意を迫られたが従わず、無所属で郵政選挙に挑んだ。しかし「刺客」の片山さつき氏(現参院議員)に敗れ、約4年間の浪人生活を強いられた。捲土(けんど)重来を期した21年の衆院選は再び無所属で戦い、民主党ブームの中でも過半数の得票率で民主、自民両党の候補を打ち破って昨年5月に復党した。

 首相とは、ともに人権擁護法案に反対を貫くなど気脈が通じる仲で知られる。自身の信念を貫くため郵政民営化で造反して以来、落選と無所属という苦節7年4カ月の時を経て得意の外交で安倍政権に貢献し存在感を増している。

 ■小泉進次郎青年局長 「竹島」式典出席へ

 島根県が2月22日に主催する「竹島の日」記念式典に、自民党が小泉進次郎青年局長を参加させる方針であることが26日、分かった。45歳以下の党員で構成する青年局所属の国会議員とともに式典に出席する予定で、石破茂幹事長も了承済みだという。自民党は「若手代表」として前面に押し出す戦略を描いている。

 式典には自民党から細田博之幹事長代行(衆院島根1区選出)が参加を予定している。加えて小泉氏や青年局メンバーを派遣する背景には、人気の高い小泉氏を出席させることにより、若年層の領土問題意識を高める狙いがある。

 「竹島の日」は平成17年3月、わが国固有の領土である竹島の島根県編入に関する閣議決定から100周年を記念して制定され、県は18年以来、毎年2月22日に式典を開いている。小泉氏は野党時代の昨年も松江市での式典に参加し、竹島を抱える隠岐の島町で漁業関係者らと意見交換をした。今回は与党幹部としての初の式典参加となる。

 自民党は衆院選の政権公約にあわせ発表した「総合政策集」で政府主催式典の開催をうたった。ただ竹島を不法占拠する韓国で2月25日にある朴槿恵(パク・クネ)氏の大統領就任式への配慮から開催を見送り、県主催式典にも閣僚はじめ政府関係者の出席を控える方針だ。

 自民党幹部は「政府関係者は日韓関係を考えなければならないが、小泉氏が青年局長として式典に出席するのは自然なことだ」と語っている。

 衆院選後、小泉氏は青年局長への留任を希望。安倍晋三首相はかねて「若い皆さんに支持され、国民的人気が高く、思慮深い人物だ」と評しており留任を認めた。さっそく「戦闘」を開始し、今月7日の党厚生労働部会では高齢者の窓口負担で「(1割から)2割という本来の水準に戻すべきだ」と述べ拍手を受けた。

 「青年局人事が決定され、82人という大所帯になった。45歳以下だけで82人というのは、自民党の若返りの象徴の一つだ」。小泉氏は22日、ブログにこう記した。「数の力」を背景に、ますます存在感を強めることになりそうだ。


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