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サムスン凋落に胆を冷やす 韓国企業に向けた貸し出し 1兆円を超えの三大メガバンク

2013-07-06 17:34:31 | ウエーブニュース

サムスンに引き抜かれた人材を日本企業の幹部「裏切り者だ」
http://news.nifty.com/cs/economy/economyalldetail/postseven-20130704-197509/1.htm
 2013年7月4日(木)16時0分配信 NEWSポストセブン

 日本の家電メーカーを世界市場から駆逐し、マーケットに君臨してきた韓国のサムスングループの株が急落、スマートフォンに傾注してきた企業戦略の危うさが指摘されている。

 日本企業でリストラの嵐が吹き荒れた2000年代以降、サムスンは家電市場に攻勢をかけるにあたって、多くの日本人を引き抜いたのは周知の通りだ。

 慣れない異国で心を磨り減らした彼らは、日本企業に戻ってくることも模索しているというが──サムスンをはじめとする中韓の企業に多くの人材を引き抜かれた某大手メーカー企業の関係者は語った。

「うちの企業の幹部連中は頭が固いから、『サムスンに行ったような日本人は裏切り者だ』なんてことを平気でいう。基本的には“出戻り”が許されない。サムスンで鍛えられた技術者が再び日本に戻って、日本企業の反転攻勢を支えるといったことはありえない」

 一方、サムスン凋落に胆を冷やす意外な人々もいる。日本の大手メガバンク関係者は語った。

「三菱東京UFJ、みずほ、三井住友の三大メガバンクの韓国企業に向けた貸し出しは1兆円を超えています。グローバルに展開する韓国企業の資金需要は旺盛で、脆弱な韓国金融界に変わって日本の銀行が融資を増やしているのが現状です」

 韓国企業を代表するサムスンの急ブレーキで韓国経済が傾けば、これらの融資が不良債権化するリスクが出てくるというのだ。サムスン滅びてニホンは栄えず。韓国経済の崩壊は対岸の火事ではすまない。

※週刊ポスト2013年7月12日号

3メガバンクが韓国企業向け融資を急拡大、サムスンなどの海外展開にらむ
http://blog.goo.ne.jp/dxo186556_001/e/25b4071c5fca36041882d1d02a024134
12/07/04 16:33 ロイターニュース

 [東京 4日 ロイター] 三菱東京UFJ銀行などの国内3メガバンクがサムスン電子 005930.KS やポスコ 005490.KS をはじめとした韓国大手企業への貸出を大幅に増やしている。背景には、テレビやスマートフォンでグローバル市場のシェアを高める韓国メーカーの旺盛な資金需要に対して、債務危機で欧州系銀行が貸出を絞っていることがある。各行とも単純な貸出に留めることなく、手数料収入なども見込める貿易金融や為替など広範な金融取引につなげたい考えだ。

 <韓国系企業貸出は、約3割の伸び>

 三菱東京UFJのほか、みずほコーポレート銀行、三井住友銀行の3行合算の韓国向け貸出は、12年3月期に前年比約3割増の約1兆0700億円となった。前年比ほぼ横ばいの国内法人向け貸出と比べると、勢いの違いは一目瞭然だ。さらに、韓国国外の海外子会社向け与信などを含めた韓国系企業貸出でみると、この残高は2―3倍にも膨れ上がるという。

 「ファイナンス面でかなり期待感が高まっているのをひしひしと感じる」。みずほコーポレート銀行の安原貴彦ソウル支店長は財閥系を中心とした韓国大手企業との取引の拡大に自信を示す。円高で苦しむ日本企業を尻目に、サムスンやポスコ、現代自動車 005380.KS など業績が好調な韓国メーカーは海外での設備投資も積極的だ。すでに、多くの案件で日本のメガバンクが融資を実行した。「欧州危機の中、欧州系銀行とは違い邦銀は貸出などを増やすバランスシートが使える」(安原支店長)ことから、韓国系企業の旺盛な資金需要を商機につなげようと、邦銀各行とも攻めの姿勢を鮮明にしている。

 トムソン・ロイターLPCによると、最近では、ポスコのメキシコ子会社向けにみずほと三井住友銀行が、韓国産業銀行やバンクオブアメリカメリルリンチとともに、総額1億8470万米ドルの工場建設費用の融資を予定している。

 <専門部署を相次ぎ立ち上げ>

 メガ3行は韓国企業のグローバル展開をカバーするために最近、相次いで専門部署を立ち上げ、韓国内だけではなく、海外でも案件獲得に動く体制を整えた。三井住友銀行は昨年4月に「グローバルコリア営業部」を設置。国際統括部の加藤一樹グループ長は「従来、地域ごとにバラバラに対応してた体制を変えて、世界中の韓国系企業の業務推進の責任を負う」と説明する。同部は約20人のスタッフを抱えるが、このうち韓国人スタッフをニューヨーク、ロンドン、シンガポールに置き、現地でも韓国系企業を開拓している。三菱東京UFJ銀行も同様の組織を5月に発足させた。韓国グローバル企業向け営業を強化するため、韓国人バンカーを外部から採用するという。

 もともと韓国系の銀行はドルなどの外貨建て取引には強くなく、韓国メーカーの海外展開を資金面で担ってきたのはもっぱら外資系金融機関だった。「韓国系の銀行は競争相手としてまったく見ていない。韓国企業が海外で工場を作るときの資金需要に対して、韓国の銀行は体力的についてこられない」(メガバンク関係者)。そこに折からの金融危機で欧州系銀行が新規融資を絞り出したため、邦銀にとって商機がさらに高まった状況だ。

 メガ各行は今後とも韓国系企業への融資を伸ばしていく考えだが、さらに幅広い取引を目指す。三井住友銀行の加藤グループ長は「すでに相当額に達しているが、韓国系の資金需要は今後も増えていくと思う。むしろ次の展開は、決済など商流のところをおさえていきたい」と語る。  実際、三菱東京UFJはすでに取引の多様化の一環として、韓国企業が持つクレジットカードやオートローン債権を流動化した証券の購入を始めた。「証券化の案件は韓国企業が特に増やしているので、伸ばしたい。韓国企業にとって資金調達コストを下げるメリットがあり、銀行にとっては長期安定的な収益源になる」(同行)という。「ソウル資金室」を昨年立ち上げたみずほは韓国企業との為替取扱高が約2.4倍になったといい、為替関連や貿易金融で韓国グローバル企業との取引をさらに深めたい考えだ。


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