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12月の打ち上げを目指す小惑星探査機「はやぶさ2」公開

2014-09-01 17:55:20 | 科学
12月の打ち上げを目指す小惑星探査機「はやぶさ2」公開
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/snk20140901076.html へのリンク
2014年9月1日(月)08:03
産経新聞

 12月の打ち上げを目指す小惑星探査機「はやぶさ2」の機体が完成し31日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の相模原キャンパス(相模原市)で報道陣に公開された。

 史上初めて小惑星の微粒子を採取し、平成22年に帰還して注目された「はやぶさ」の後継機。有機物や水が存在するとみられる別の小惑星「1999JU3」を探査し、生命の起源を探る。衝突装置を使って小惑星内部の粒子も持ち帰る。

 初代はやぶさは不具合が続発した反省から、エンジンやアンテナを改良した。チームを率いるJAXAの国中均教授は「宇宙は甘くない。気を引き締め新たな航海に向かう」と話した。

 30年に小惑星に到着、32年に帰還予定で、往復で52億キロの長旅となる。機体は重さ約600キロ。今年9月後半、発射場の種子島宇宙センター(鹿児島県)に運ばれる。


紙容器空気電池を製品化 世界初 いわきの工場で生産 古河電池と凸版印刷

2014-08-30 16:21:41 | 科学
紙容器空気電池を製品化 世界初 いわきの工場で生産 古河電池と凸版印刷
http://news.goo.ne.jp/article/fminpo/region/fminpo-29293758.html へのリンク
2014年8月30日(土)09:50
福島民報

 いわき市に事業所を持つ古河電池(本社・横浜市)は凸版印刷(本社・東京都)と共同で、紙製容器でできたマグネシウム空気電池を製品化した。約10年間、保存可能で災害時に活用できると期待される。
 両社によると、同様の製品は世界初だという。凸版印刷が、電池用電解液の漏れない紙製容器を完成させ、開発が成功した。
 マグネシウム空気電池の大きさは一辺が約23センチの箱形で、重さは約1.6キロ。2リットルの水か海水を入れると、単一乾電池32個分の電力を得られる。難燃性マグネシウムと酸素を内部で反応させて発電する。水を入れてからでも5日間保存できる。紙製であるため、廃棄処分も容易だ。
 本体上部にUSB出力端子があり、電圧5ボルト、最大電流12アンペアの電源として、スマートフォンを30回フル充電できる。12月中旬に販売開始を予定し、価格は約1万円となる見通し。
 古河電池の徳山勝敏社長は29日、いわき市役所で記者会見し「非常時の安心に貢献すべく開発した。当面、いわき市で生産する」と語った。

領海侵入の小型船見逃さぬ…1m識別の衛星開発

2014-08-28 19:04:21 | 科学
領海侵入の小型船見逃さぬ…1m識別の衛星開発
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20140828-567-OYT1T50080.html へのリンク
2014年8月28日(木)18:17
読売新聞
 

 文部科学省は、地上や海上の物体を80センチ~1メートルの大きさまで識別できる「先進光学衛星」を来年度から開発する方針を固めた。

 外国船による領海侵入の監視など、安全保障と防災への活用を主眼とする。1メートル以下まで識別できるといわれる情報収集衛星と違い、データは公開して幅広い用途に活用してもらう。2019年度の打ち上げを目指し、15年度予算の概算要求に開発費約51億円を盛り込む。

 新衛星は、日本周辺を1日1回観測する。識別能力は、5月に打ち上げられたレーダー衛星「だいち2号」の3メートルを大幅に上回る。飛行経路に沿って50~70キロ・メートル幅を撮影できるのも特徴で、観測幅が十数キロ・メートルにとどまる欧米の光学衛星より、周辺海域などを広く監視できる。文科省は防衛省などと協力し、領海に侵入する小型船の監視や遭難した船の捜索のほか、陸上でも土砂災害の把握などに利用する構想だ。
 


記憶の「いやな」を「楽しい」に…マウスで成功

2014-08-28 16:02:35 | 科学
記憶の「いやな」を「楽しい」に…マウスで成功
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20140827-567-OYT1T50155.html へのリンク
2014年8月28日(木)10:32
読売新聞

 脳の一部の細胞に光を当て、「いやな記憶」を「楽しい記憶」に置き換えることに、理化学研究所脳科学総合研究センターの利根川進センター長らのチームがマウスの実験で成功したと発表した。

 28日の英科学誌ネイチャー電子版に掲載される。うつ病では、楽しい記憶を思い出しにくくなっているケースが多いとされ、将来の治療法開発などに役立つ可能性がある。

 チームは、脳内で記憶をつかさどる海馬かいばという部分に着目。光を当てると活性化するよう海馬の細胞を遺伝子操作し、オスのマウスの足に電気ショックを与えた。

 このマウスは脳に光が当たると、電気ショックを思い出し、おびえる行動を示す。しかし、光を当てながらメスと1時間ほど遊ばせた後に同じ実験をすると、脳に光が当たっても怖がらなくなった。電気ショックのいやな記憶が、メスといた楽しい記憶に置きかわったことを示すという。


心臓病九つの新生児、「自己血管移植」初の成功

2014-08-28 16:02:02 | 科学
心臓病の新生児、本人の血管移植…京都府立医大
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20140828-567-OYT1T50026.html へのリンク
2014年08月28日
読売新聞

 京都府立医大は27日、九つの重い心臓病を抱える新生児の手術に成功したと発表した。血管の一部を切り取り、別の血管とつなぎ合わせる「自己血管移植」で、新生児での成功例は世界初という。自分の血管を使っているため拒絶反応のリスクもないという。

 同大学病院の山岸正明教授(小児心臓血管外科)によると、6月18日に帝王切開で生まれた女児。胎児エコー検査で心臓の形がおかしいことがわかり、誕生後、心臓から出た大動脈が下半身に行く前に途切れる「大動脈離断症」など複数の難病を抱えることが判明した。

 女児は通常と異なる位置に大動脈があり、途切れた大動脈同士を直結すると、気管を圧迫して呼吸できなくなる恐れがあった。このため、新たな血管をつなぐことにした。

 手術は生後23日の7月11日に約6時間かけて実施した。別の心臓病に伴う症状で肥大化していた肺動脈の一部を切除し、長さ10ミリ、直径8ミリの筒状に縫合。途切れた大動脈の間につないで橋渡しした。29日に退院する見通し。記者会見した女児の母親(37)は「娘はすっかり元気になった。感謝しています」と話した。

PSから肺胞細胞を作製、難病解明に道…京大

2014-08-23 13:49:38 | 科学
PSから肺胞細胞を作製、難病解明に道…京大
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20140822-567-OYT1T50038.html へのリンク
2014年8月22日(金)19:21
読売新聞

 人間のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から、呼吸に欠かせない「肺胞」の細胞を作ることに成功したと、三嶋理晃・京都大教授(呼吸器内科学)の研究チームが発表した。

 肺の難病の病態解明や治療薬開発に役立つとしている。論文は米科学誌「ステム・セル・リポーツ」電子版に22日掲載される。

 肺胞は、肺の末端にあるブドウ状の組織で、酸素を取り込み、二酸化炭素を排出する役割がある。iPS細胞や胚性幹細胞(ES細胞)から作製する研究が国内外で進められているが、作製過程で様々な種類の細胞ができるため、肺胞になる細胞だけを分離することが課題だった。

 発表によると、チームは肺胞になる細胞の表面には「CPM」という特有のたんぱく質があることを発見。iPS細胞を肺組織の細胞に変化させる過程で、CPMを持つ細胞を分離して培養したところ、肺胞の細胞だけに成長した。


積乱雲、高さ15キロまで発達…防災科技研

2014-08-22 15:03:26 | 科学
積乱雲、高さ15キロまで発達…防災科技研
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20140822-567-OYT1T50077.html へのリンク
2014年8月22日(金)12:58
読売新聞

 防災科学技術研究所(茨城県つくば市)は22日、広島市に土砂災害をもたらした豪雨について解析した結果を発表した。

 次々と発生した積乱雲が、北東方向に移動しながら、高さ15キロ・メートルまで発達していた。

 解析によると、20日午前6時までの12時間に200ミリ以上の雨が降った地域は、長さ約23キロ、幅約5キロの帯状に分布していた。

 積乱雲は、この帯状の地域の南西の端で発生し続け、次々と北東へ移動して連なった。非常に強い雨雲は、午前1時半頃、土砂災害が起きた同市安佐南区と安佐北区周辺の上空にかかり、その後、同4時頃にかけて通過して行った。この辺りでは、同6時までに250ミリを超えたとみられる。


血液検査での早期発見手法、開発へ…がん13種

2014-08-19 17:35:42 | 科学
血液検査での早期発見手法、開発へ…がん13種
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20140819-567-OYT1T50008.html へのリンク
2014年8月19日(火)09:17
読売新聞

 国立がん研究センターは18日、国内の研究機関や企業と共同で、血液検査で早期にがんの診断ができる新手法の研究開発を始めると発表した。

 がんになると、体内で「マイクロRNA」という物質の種類や量が変化することを利用する。

 参加するのは、経済産業省所管の独立行政法人「新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)」、東レなどの企業や研究機関。マイクロRNAは、遺伝子の機能を調節する非常に小さい物質。近年、がんによっては、特定のマイクロRNAが多く検出されることが分かってきた。この物質は血液中で一定期間分解されないため、検査に利用できると判断した。

 研究では、乳がんや膵臓すいぞうがんなど13種類のがんを対象に、6万5000人分の血液を解析し、がんとマイクロRNAとの関連を調べる。研究期間は5年。同センター研究所の落谷おちや孝広・分子細胞治療研究分野長によると、乳がんでは特定のマイクロRNAを調べると9割以上の正確さでがんを判定できるという少人数での研究成果も出ており、まずは乳がんの検査法の開発を目指すという。


高齢者の膝痛、他人の軟骨細胞移植で治療計画

2014-08-17 15:58:20 | 科学
高齢者の膝痛、他人の軟骨細胞移植で治療計画
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20140816-567-OYT1T50053.html へのリンク
2014年8月17日(日)08:43
読売新聞

 加齢で膝の軟骨がすり減って痛みが出る「変形性膝関節症」の患者に、培養した他人の軟骨の細胞を移植し、機能を回復させる試験的な治療(臨床研究)を、東海大の佐藤正人教授(整形外科学)らの研究チームが始める。

 今後5年間で患者10人に移植する計画で、今月、厚生労働省の承認を得た。

 患者は国内で1000万人以上と推定され、高齢者が多い。症状が悪化して歩くのが難しくなると、そのまま、介護が必要になる人も少なくない。高齢化が進む中、国は「重点的に予防などの対策を進める病気」と位置づけている。

 計画によると、子供などが先天的な疾患による指の手術で軟骨を切除した際に、同意を得た上で提供してもらう。国の指針に従い、細胞に異常がないことを確認した上でシート状に培養して移植する。

 他人の組織は移植後、免疫による拒絶反応が起きる恐れがあるが、軟骨はもともと拒絶反応が起きにくい性質があるという。

 佐藤教授によると、若い細胞は軟骨の修復を促す成分を盛んに出すため、移植すると、軟骨の再生能力の向上が期待できる。


脊髄損傷でも歩ける?…腕への「信号」で脚動く

2014-08-16 15:10:19 | 科学
脊髄損傷でも歩ける?…腕への「信号」で脚動く
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/life/20140814-567-OYT1T50102.html へのリンク
読売新聞:2014年8月14日(木)13:36

 腕の筋肉を動かそうとする脳からの指令をセンサーで読み取り、それを下半身に伝えることで、歩いたり止まったりさせる実験に成功したと、自然科学研究機構生理学研究所(愛知県)などの研究チームが発表した。

 同研究所の西村幸男准教授(神経生理学)は「まだ基礎段階だが、将来、脊髄損傷の患者の歩行につながる技術」と期待する。13日付の米科学誌ジャーナル・オブ・ニューロサイエンスに論文が掲載された。

 手足を動かす時、脳からの指令が電気信号として神経を伝わり、それぞれの筋肉に届く。しかし、脊髄損傷で神経が切れると、下半身には指令が伝わらない。

 実験では、健康な男性に参加してもらい、センサーを腕に装着。腕を動かす指令の電気信号を読み取り、コンピューターで信号を調整したうえで、背骨の腰の部分の神経に伝えた。男性が寝た状態で歩行時のように腕を振ると、筋肉を動かす信号が腰にも流れ、脚が動いた。体を器具で支え、立った状態で実験すると、歩くこともできたという。

骨格筋再生する二つの物質…京大グループが発見

2014-08-16 15:09:29 | 科学
骨格筋再生する二つの物質…京大グループが発見
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20140815-OYO1T50004.html へのリンク
2014年08月15日
読売新聞
筋ジス治療に可能性

 体を動かす筋肉「骨格筋」の再生を促す物質をマウスの実験で突き止めたと、京都大の瀬原淳子教授、佐藤貴彦・特定助教らが14日、オンライン科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに発表した。現在は有効な治療法がほとんどない筋ジストロフィーの治療に役立つ可能性があるとしている。

 筋ジストロフィーは、筋肉の構造を支えるたんぱく質を作ることができず、成長するにつれて全身が動かなくなる難病。骨格筋細胞のもとになる幹細胞を筋肉に移植し、正常なたんぱく質を作らせれば治療できると考えられているが、骨格筋の幹細胞は体外で培養すると性質が変わり、移植しても機能せずに死滅してしまうのが課題だった。

 瀬原教授らは、細胞内の様々な物質の働きを詳しく調べた結果、遺伝子の機能を調節する「マイクロRNA」と呼ばれる物質のうち、ある特定の2種類が骨格筋幹細胞で活発に働いていることを確認した。

 この二つのマイクロRNAを加えて培養した骨格筋幹細胞を、筋ジストロフィーを発症したマウスの足の筋肉に移植。すると、骨格筋細胞が増え始め、筋肉の再生を促すようになった。

 瀬原教授は「移植する細胞の数を増やすといった改良を進めれば、治療法として確立できるかもしれない。他のマイクロRNAの働きも詳しく調べて、様々な病気の再生医療の実現に役立てたい」と話している。


パーキンソン病 京大iPS治療、先進医療を検討

2014-08-16 15:08:51 | 科学
パーキンソン病 京大iPS治療、先進医療を検討
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/snk20140815106.html へのリンク
2014年8月15日(金)15:33
産経新聞

 人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使ったパーキンソン病治療の臨床研究を予定している京都大iPS細胞研究所の高橋淳教授が、患者自身の細胞を使う再生医療について、保険診療との併用が可能な先進医療として厚生労働省に届け出をし平成30年度から始める方向で検討していることが15日、関係者への取材でわかった。iPS細胞による再生医療の幅広い利用につながるという。

 高橋教授らはiPS細胞から作製した神経細胞を患者の脳に移植してパーキンソン病を治療する臨床研究を27年度にも始める予定。

 また、同研究所は拒絶反応が少ないタイプのiPS細胞を備蓄しておく事業を進めており、高橋教授らも利用を検討。ストックを利用して他人の細胞から作製したiPS細胞を使う再生医療についても、30年度ごろに治験を始めたいとしている。ストックを利用することで、時間と費用を抑えることができるという。

 パーキンソン病は、脳内で情報を伝える物質「ドーパミン」が少なくなり、運動などに支障が出る難病。高橋教授らは、iPS細胞からドーパミンを出す神経細胞を安全性を確保しながら大量に作製する技術を確立している。


「国際数学連合」に初の日本人総裁

2014-08-12 19:12:06 | 科学
「国際数学連合」に初の日本人総裁
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20140812-567-OYT1T50013.html へのリンク
2014年8月12日(火)07:32
読売新聞

 世界最大の数学者団体「国際数学連合」の総裁に、森重文・京都大数理解析研究所教授(63)が選出された。

 韓国・慶州キョンジュ市で開かれた総会で11日に決まった。総裁に日本人が就任するのは初めて。任期は2015年1月から4年間。

 国際数学連合は4年に1度、国際数学者会議を主催し、「数学のノーベル賞」とも呼ばれるフィールズ賞を発表している。今回の数学者会議は13~21日、ソウルで開かれる。

 森教授は名古屋市出身で、専門は代数幾何学。米ハーバード大助教授、名古屋大教授などを経て、1990年から現職。日本人3人目となるフィールズ賞をはじめ、自然科学の研究者に贈られる藤原賞などを受賞している。


人工心肺使わず、高齢者の心臓バイパス手術急増

2014-08-11 17:05:57 | 科学
人工心肺使わず、高齢者の心臓バイパス手術急増
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/life/20140809-567-OYT1T50120.html へのリンク
2014年8月10日(日)20:45
読売新聞

 心臓の主要な手術の一つ、冠動脈バイパス手術を昨年受けた8人に1人が80歳以上の高齢者だったことが日本冠動脈外科学会の調査で分かった。

 割合は10年前に比べ倍増した。体に負担をかけない手術法の普及が背景にある。20日発行の同学会英文誌に掲載する。

 冠動脈バイパス手術は、心筋梗塞や狭心症などに対する手術。動脈硬化で狭くなった血管の迂回路うかいろを作る。調査は心臓手術をしている442病院を対象として、330病院(75%)から回答を得た。

 集計によると、昨年行われた初回手術9187例(緊急を除く)のうち、80歳以上は1130例(12・3%)、70歳以上は4850例(52・8%)。2003年は80歳以上が6・2%、70歳以上が44・3%で高齢者の割合が大幅に増えている。

 同学会の瀬在せざい幸安理事長は「理由としては、高齢者人口の増加と、医療技術の向上が挙げられる」と説明する。駿河台日本大学病院の折目由紀彦心臓血管外科部長は「従来の心臓手術は人工心肺装置を使い、心臓を止めて行っていたが、心臓を動かしたままで行うオフポンプ手術が普及してきた。脳梗塞などの心配が低く、回復も早いため、高齢者にも広がった」と話す。


東大先端研・富士通・興和、「IT創薬」で抗がん剤の候補物資を創出

2014-08-09 07:42:08 | 科学
東大先端研・富士通・興和、「IT創薬」で抗がん剤の候補物資を創出
http://news.goo.ne.jp/article/mycom/life/mycom_1020923.html へのリンク
2014年8月7日(木)15:44
マイナビニュース

東京大学 先端科学技術研究センター、富士通、興和は8月7日、コンピュータ上で仮想的に設計・評価するIT創薬により、がんの原因となるタンパク質の働きを抑える医薬品の候補となり得る新規活性化合物を創出することに成功したと発表した。

共同研究では、東大先端研が研究している「疾患を引き起こす原因と考えられるタンパク質の情報」をもとに、IT創薬による方法と従来の低分子創薬技術とコンピュータを用いた低分子化合物探索の併用による方法の2つの方法で、がんを標的疾患とする創薬研究を進めてきた。

IT創薬による方法では、富士通が医薬品の候補となる低分子化合物を設計し、興和が低分子化合物の合成と実験による阻害活性測定を行ってきた。

共同研究では、がんの原因となるタンパク質に対し、医薬候補化合物設計技術によりコンピュータ上で多様な化合物構造を設計し、それらの阻害活性を高精度活性予測技術で予測して絞り込んだ後、合成と実験による阻害活性測定を行うという手法をとっている。

これにより、既知化合物の改変による従来の創薬では得がたい新規の化合物構造でありながら、阻害活性の高い医薬候補化合物を、高い確率で創出することを目指してきた。

コンピュータ上で設計した多様な化合物構造の中から、標的タンパク質との相互作用により安定な複合体を形成すると考えられる22の化合物構造を選択し、そのうち8化合物構造を合成し、実験による阻害活性測定を行った結果、1低分子化合物が目標とする阻害活性を示し、新規活性化合物を創出することに成功した。

12.5%という、従来の低分子創薬技術と比べて高い確率で、新規活性化合物を創出したことになるという。