趣味の囲碁

囲碁大会の写真と、雑文です。

崩れた盤面を再現する。

2018-03-29 09:37:32 | コラム(囲碁)

三方五湖(福井県美浜町・若狭町)




石を打とうとして、落としてしまうことがある。あるいは、袖が碁盤にふれて石がグジャグジャになってしまうこともある。

 元に戻せるか?
戻せない場合どうするのか、ネットで調べてみた。
あってもよさそうなものだが、そう云う事例はなかった。

 私の碁歴にも何回かある。
ほとんどは、『元の配石とは違うようだが、しかたない』で「手打」ちになる。どうしても、両者納得しないこともある。そういうときは、将棋の「千日手」のように、打直しするしかない。
 直近のところを崩したのか、何手も前に打った所を崩したのかによっても再現のむつかしさが違う。

 先日もそういうことがあった。袖が石にふれて盤上の石が崩れた。崩れた所はず〜と前に打った所。相手が、「こんな感じだった」と直す。「いや、何か違うようだ」と、自分。
 そこで、一手ずつ相手の同意を得ながら進めてみた。
 私がこうカカった : (うん、そうだ)。それに対して、貴方はこう打った :(そんな手打ったかな〜)。当然こう来ると思ったのに違う所に打ったので、よく覚えている : (そうかな〜、まっ、いいや)。こんな調子で一手ずつ再現して行ったら、見事、直すことができた。

 今まで、何で、こんな簡単なことが出来なかったのだろう。
 常識的にいえば着手の動機を覚えていないことだ。じゃ、今は覚えているのかと云えば、、、今でも、何手も前の動機なんて覚えていない。

しかし、その時の情況の一部でも思い出すと、イモヅル式にたどって行ける。

 進歩したのではない。年季のせいだと思っている。


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第38期敦賀市王座戦囲碁将棋大会

2018-03-20 15:31:43 | 囲碁大会の写真

第38期敦賀市王座戦囲碁将棋大会
平成30年3月11日 粟野公民館。

・ 写真部分をクリック → 表示方法選択
・ 中央の大きな▶ → スライドショー


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碁は地だ。

2018-03-09 14:55:32 | コラム(囲碁)

琵琶湖大橋(比良山系を望む)

先日、打った碁の反省。
 「何だカンだ云っても、やっぱり碁は ”地” なんだな~」と思い知らされた一局だった。
 序盤早々、どちらから打っても15目ほどのヨセができた。出入り30目のヨセだ。死活の問題は全くない、単なるヨセ。
 「”地” にこだわるな」と云うから、喉から手が出るほど打ちたいところを、ジッと我慢した。
 互いにチラッ、チラッとそこを見ながら打ち進めているうちに、機敏にも、相手に打たれてしまった。しかし、全体の流れとしては悪くないと思っていた。作って5目、足りなかた。
 どう考えてもポイントは序盤のヨセだ。三段くらいまでは素直に頂くものは頂いたほうがよい。
 相手が15目の手を打っているのに、5、6目の手を打ったのかも知れない。それどころか、一手パスした可能性だってある。そんなことなら、いっそ現金を手にしたほうが、よっぽどよい。
 碁はやっぱり ”地” だ。

 

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第39回新春囲碁将棋大会

2018-03-05 12:01:31 | 囲碁大会の写真

粟野公民館主催 第39回新春囲碁将棋大会。
・写真部分をクリックすると表示方法を選択できる。
・デフォルトでは、スライドショー。


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置碁に付いて。

2018-03-02 09:35:29 | コラム(囲碁)

福井県勝山市 左義長祭り
毎年、二月最後の土、日。
三百年続いている、奥越に春を告げる恒例の行事。

 置碁は、碁盤上の要衝に石を置いた状態でスタートする。『こんなにいっぱい石を置けば何とかなるだろう』と思って始めるが、何とかはならない。一体、置石は何のためにあるのだろう。

 一般には、置石は棋力差をカバーするハンデキャップと云われている。全く人を馬鹿にした話だ。こんな説明で置石の本当の意味が分かったら、気違いか天才だ。
 置石なんか、ないほうがよいと思う。なまじあるから攻撃目標にされる。なければ攻撃目標がなく、上手も困るだろう。

 その点どうなんだろうと思って、ネットで調べてみた。置碁について論じているサイトがあった。「置石を連絡するように打ちなさい」、「そうしなければ、いつまで経っても置石は減りません」と。解説図までつけてある。しかし、読んでいて何かスッキリしない。「それは、そうなんだが」、、、。

 疑問に思ったことは、碁は一手ずつ交互に打つ。連絡するつもりで打っても、次は相手の手番だ、邪魔をして連絡なんかさせてくれない。
ウェッブサイトの説明は、国会の答弁のようなものだ。分かったような、分からないような、、、結局、ウヤムヤ。

 もう、やけくそで、何子置いても置石はないものとして打っている。置石には頼らない。そんな打ち方をしても ‘たまに‘ だが、勝つこともある。そういうときは、偶然にも置石がうまく働いている。


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