今日は『ミステリー記念日』です!
ミステリー小説の先駆者と言われるアメリカ人作家エドガー・アラン・ポーの忌日にちなんだ日本独自の記念日です。
世界初の推理小説として名高い「モルグ街の殺人」が発表されたのは1841年で、ポーが編集者を務めていた雑誌に掲載されました。
同作は、密室殺人の不可能犯罪に挑む変人の名探偵オーギュスト・デュパン&凡庸で誠実な相棒、という現在でも親しみのある構図のミステリー小説です。
小学生ぐらいに子ども向け文庫で読んだことあるんですけど、オチがあっても怖くてしばらく寝れなかったことを覚えています。
ポーは「モルグ街の殺人」以外にも暗号小説「黄金虫」を書いていますが、実はホラー系のゴシック小説も得意だったそうで、代表作に「アッシャー家の崩壊」や「黒猫」があります。
そら文章も怖くなるわな...。
ミステリー小説生みの親ともいえるポーですが、実は彼が手掛けた推理小説はほんの数点で、風刺小説やユーモア小説も書いていたそうです。
ただ、名探偵というシステムと合理的な推理を披露するストーリー構成が、その後の推理小説家ひいては探偵像に大きな影響を与えたことは間違いなく、この功績を称えて『ミステリー記念日』は制定されています。
その後ポーの作品は海を渡ってイギリスでも出版され、1887年コナン・ドイルがシャーロック・ホームズという現代では知らぬものはいない「名探偵」を新たに生み出しました。
ここから世界中で、ミステリー小説が花開くわけです。
アガサ・クリスティ、エラリー・クイーン、江戸川乱歩、横溝正史、綾辻行人、京極夏彦などなど...。
あ、これほとんど文豪ストレイドッグスの登場人物だ(笑)
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