本日は『血清療法の日』というそうです。
1890(明治23)年12月4日、北里柴三郎博士とエミール・ベーリング博士の連名で、破傷風とジフテリアの血清療法を発見したという論文が発表されました。
この功績を称え、記念日に制定されました。
血清療法とは。
菌体を少量ずつ動物に注射しながら血清中に抗体を生み出し、その抗体のある血清を患者に注射することによって、体内に入った毒素を中和して無力化する治療方法。
...よく分からないので、単語の意味を調べ直しました。
菌体:大腸菌や乳酸菌などの菌そのものの全体。
血清:血液が固まるときにできる上澄部分。凝固因子(フィブリノゲン)が含まれない黄白色で透明な液体のこと。
抗体:侵入してきた病原体から体を守るために体内で作られる物質のこと。
つまり両博士が発見したのは、「破傷風菌やジフテリア菌を動物に注射して罹らせたあと、その動物の血液中に作られた抗体を人間に入れて治療する」方法というわけですね。
すでにある抗体を入れるわけですから、人間の体内で抗体ができるまで待たなくていい分、治りが早いということでしょうか。
その後の医療の発展により運用上の問題が指摘され、どんどん改善されていますが、両博士の功績がなくなるわけではありません。
この血清療法は、現在のインフルエンザの予防注射につながる技術ですから、今の私たちも十分恩恵にあずかっています。
あの針が刺さる痛みをどうにかする方法も誰か開発してくんねーかな...。
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