ゴルコサーティーワン!その激闘の記録!

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革命紀行3(ハバナ・キューバ)

2008-01-28 05:40:38 | 第19話 革命紀行
第6章:予期せぬ出来事

2008.01.28
 
 帰国したのは27日だ。
 1500時くらいに泊まっていた日本人宿にはついたのだが、今日は日曜日。キューバでのタクシー代を請求しようにもオフィスはお休みである。
 
 そして28日。朝パッケージを組んでもらった代理店に行くと、そこのお姉さんが「代わりにやっといてあげる(パッケージを組んだ代理店からキューバの代理店に申し込む形なので)」と言われたので、そのままお任せにして、日中はのんびりとする。

 そして夕方、代理店に行く。
 私が代理店に入る直前に2人組みの他のお客さんが入ったので10分ぐらいまって確認すると。

 「連絡を取ったら本人が直接行かないとリファンドは受けられない」

 と言う事・・・

 それならば私に電話でもしてくれれば良いものの・・・

 聞くと「クバーナ」のオフィスに行ってリファンドを受ければ良いとの事だ。現在時刻は1730時、1800時まで後30分。
 
 急げば間にあうが・・・それにしても彼女は私に一言伝えれば直ぐに行けた物の・・・

 文句を言う暇はないしこんな事でまた明日も時間を割くのはバカらしい。

 早足でクバーナのオフィスに行ってそこの受付の女性に話すと・・・

 「こちらの時間は1800時、ハバナでは1900時なのでもうオフィスは閉まっている・・・ハバナに確認しなければいけないので明日また来てくれ」

 「・・・」


 「・・・・・・」


 キューバではやきもきしながらバスを待たされてこなかった挙句タクシーで、空港で受けれるといったリファンドもカンクンと言われ・・・そして要約こちらの窓口に行ったら明日来いと・・・
 メールは届いているはずだし、処理は終わっていなければいけないのに、私が窓口に行くまではほったらかしなのか・・・!!

 受付の女性に権限などある筈も無く、そしてこのくだらない出来事に時間を割くのも嫌だったが泣き寝入りなどするつもりは無い・・・

 受付の女性に

 それならば、お前の方で私の宿泊先にお金を届けに来いというとそれは出来ないの一点張り。まあこんな要求は通らないのも分かってはいるが・・・

 「明日出発する予定で、ハバナでも手続きしているのになんでまたそんなことを言って人を待たせてなんとも思わないのか?あんたに責任が取れないのも分かるけどそれぐらいはしっかりやっておけ、明日の午前中には絶対に受けれるようしておいてくれ」

 と悪態をつきながらオフィスを後にする。

 このオフィスまで20分ぐらい歩くのでパッケージを申し込んだ代理店(ここだと徒歩5分)に明日連絡してくれるようにお願いする。


 しかしそれにしても・・・


 「俺のキューバはまだ終わらない・・・!!」



第7章:そして結末へ・・・

2008.01.29


 朝のんびりと1000時頃、代理店に行くと1200時にリファンドが受けれると言う事。

 一度日本人宿に戻り1200時少し過ぎにクバーナへ到着。

 昨日の受付の彼女がなにやらお金を準備して・・・私に渡す用意をしている。

 「これでようやく終りだ・・・」

 そして金額を確認すると「22ドル・・・」

 「あれっ??」

 ちなみにキューバで20兌換ペソを手に入れるのには25US㌦かかる。実際のレートは1ドル=0.89ぐらいなのだがドルの両替にはそれに10%の手数料がかかる為に1ドル=0.8程度になってしまう。
 私はドルを両替すると損をするので為替損の少ないユーロ、そして最後はATMで兌換ペソを手に入れていたのだが・・・

 人に迷惑をかけた挙句、そして3ドル分損させてもなんとも思わない厚顔無恥さ。
 後進国に特有の物だ。

 少ない金額のお金でもめると概して彼らの言い分はこうだ

 「そんな額ぐらいお前にはたいしたことがないだろう」

 と、彼らは被害者ではないし、それにその細かい金額を大事に考えてきたから今の経済の発達があったということは理解できないのだ・・・

 彼女にこちらの意見を主張し、そのレートの理由を問いただすと・・・

 「会計の者が食事中なのでその者でなければ説明できない」

 と・・・


 「・・・・」


 聞けば1330に戻ってくると言う・・・

 ただでさえ待たされた挙句一方的に損をさせられてまた待たされる・・・

 さらにお前らの仕事は本当に世界標準に程とおい、まともに相手にしても疲れるだけだけど、納得いかないまま引き下がるのも悔しいだけだから後で来ると言い残し、オフィスを後にする。


 そして1340時頃・・・オフィスにまた行く。
 3往復目、向こうの落ち度が発端で振り回されているだけなのでなんとも馬鹿馬鹿しい・・・


 しかし、会計士はまだ戻ってきていないと言う事・・・

 結局1400時。唯一英語をそこそこに話せていた受付の女性は食事に行くといい、他のスタッフに申し送りをしてその場を離れる・・・
 
 そして5分後、ようやく会計士がやってくる。

 待たせた事にたいして何も言ってこない。

 駄目だこいつ等は・・・人を待たせるなんて事は本当になんとも思っていない。
 

 さらに少し待たされて・・・

 そして説明をさせようとすると・・・

 分かりきっていた事だが・・・「私はスペイン語が全く出来ず・・・彼らは英語が殆ど話せず・・・」

 それでも色々と聞き質していたが・・・向こうが「22ドルで受けるのか?受けないのか?」と聞き始め・・・

 こちらも渋々と折れる事にした。

 22ドルの理由はメキシコでのキューバ兌換ペソへの換金レートだ。という一点張りからどう考えても変わりそうもないし、私はユーロを両替していたのでドルの両替のレシートはないからこちらがいくら言って「ハバナに電話して確認しろ」と言っても向こうは「メキシコのレート」と譲るつもりが無いのも分かっていたからだ。

 そして私は22ドルをリファンド、実質3ドル損を受け入れる事にした・・・

 ちなみにリファンドに入っていた2ドル札、始めて見て珍しいので・・・
 


 しかし、このままでは向こうのミスでただ損をさせられた感はぬぐえない。

 そこで領収証のサインにこう付け加える。

 「I got a lot of damages not only money but also time caused by your chirdish work. It is not equivarent but I reructantly accept it」
(正しく書けていないが「私はあなた方の子供じみた仕事のせいでお金のみならずじかんまで大きな損をさせられた。これ(この金額)は等価ではないが、渋々ながら受け入れる事にした」

 と・・・

 何の役にも立たないだろうが・・・まあこれぐらいやっても良いだろう・・・

 そして去り際に、「そういえば誰もこちらにゴメンの一言も無いけどキューバってそれが常識なの?」と毒づき、形ばかりの「Sorry」を何とか言わせたものの・・・

 今回の件は私の「完敗」と言って良いだろう・・・


 最後にリファンドを受けたカンクンのクバーナオフィス





 キューバ・・・世界でも稀有な社会主義・独裁国家・・・


 ここでのイメージは・・・ただ観光しただけと・・・

 リファンドに無駄な体力と時間を使わされただけだということだった・・・

 楽をしたかったから「パッケージ」にしたのにこんな面倒になるなんて・・・


 なにはともあれ

 「私のキューバは・・・ようやくこれで終わった・・・!!」



 そして私はこう思う。

 「革命紀行・・・またしてもタイトル倒れの作品だった」

 と・・・




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