第4章 プロフェッショナル前へ
2008.03.19(水)
もう覚悟は決まっている。
といってもまた長時間並ぶのが嫌だったのでちょっとのんびりとチケットオフィスに向かう。
テレフェリコ前の広場
目指す標的はこいつのチケットの入手だ!!
こいつ!!
到着したのは0900時頃・・・
昨日よりは人がいなかったが・・・それでも待つことに変わりはない・・・
しかし、私の心の中には
もうこのテレフェリコと斬り結ぶ覚悟が決まっているのだ・・・
天を仰ぎ、そして息をつく。
( 『テレフェリコのチケットをさっさと取って・・・すぐに乗って・・・コロンビアに抜けて・・・有名なコロンビア美人と・・・ウハウハ、ワクワク、ドキドキ、ニャンニャンなんていう明日を夢見ていたが・・・』
『この先は捨てた!!』
『たった今より、この俺の命・・・』
『ただこのテレフェリコに乗る、そのためだけの命でいい・・・』)
そう決めた刹那、私にはある人の声が聞こえてきた・・・
( はっはっはっ・・・
鈍臭いのう~・・・デューク!!
お前らしくてよいわ!!
だが、旅行者の皆がお前を好きなのもお前のそんな所じゃ〔ちなみに誰にも好きと言われた訳で はなく思い込みと言う説もあります〕・・・
ずっと・・・ずっと見ておるぞ・・・・!!)
( 『おっおやじぃ~・・・〔ちなみにデューク父は存命中で今頃家でタバコでも吸っているかと・・・〕』)
近づくチケットオフィス・・・
後もう一人でこの俺の番へ・・・
私は剣を高々と突き上げ(実際に持っているわけではありません、念のため)・・・
こう叫んでいた・・・!!
『俺の名前は"プロフェッショナル"が"デューク東城"・・・!!』
『今までは・・・俺の名を大きく見せるために"プロフェッショナル"の名を用いていたが・・・』
『今からは・・・"プロフェッショナル"の名を守るために戦う(これもお気づきかもしれませんが自分の名以外のことは考えてません。念の為・・・』
そして前の人の番が終わり・・・・
私は半歩間合いを詰めた・・・!!
そう、いよいよ奴の間合いに・・・
入ったのだ!!
第5章 合戦テレフェリコ城!!
同日・・・
チケットオフィスの間合いに入った私が考えたのは
「一の太刀」
に全てを賭けると言うことだ!!
オフィスのお姉さんの顔を見て、持っていたパンフレットを出して・・・
『ピコ・エスペヨ(頂上駅の名前)』に行きたいと告げた!!
そして彼女は・・・
私に何やら紙切れを見せる・・・
番号が・・・書いてある!!
・・・
・・・・・・
これは・・・整理券と言うやつでは???
こんなものは持っていないし、そもそもどこで貰えるのかも知らないが・・・
今ここで整理券をとる為に・・・
後に引くわけには行かない!!
ここは・・・整理券の変わりに・・・某女優も真っ青な私の秘剣「ウソ泣き」を見せるしかない。
それとなによりも爽やかな「営業スマイル」の2刀流も付け加えて・・・
私は彼女の瞳を覗き込むようにして語りかける・・
『整理券なんてもってないでちゅぅ~・・・それにどこで整理券が手に入るなんてことも知らないのでちゅぅ~・・・わざわざ日本から・・・このテレフェリ子に乗るためにやってきたのに整理券がないと買えないのでしゅか??そんなのあんまりにもつらいでちゅぅ~!!昨日も今日も2時間ちかう並んだのでっしゅぅ~・・・!!お願いしまっしゅ。ここでチケットを買わして下さいなのでっちゅ!!』
瞳にはうっすらと涙を・・・そして彼女の心の中に揺さぶりをかけるようにして・・・
すこしの逡巡の刹那、彼女の心の声が聞こえてくる・・・
( 「この男・・・たった一人で・・・スペイン語もろくすっぽに喋れないのに・・・ただテレフェリコに乗りたいがためにここまでやって来たとは・・・、ネット予約も出来るこの時代に・・・こんな旅行者がまだいたとは・・・
この男、一体いままでどんな道のりで旅行を続けてきたのか・・・??
乗せたい・・・この男がテレフェリコに乗る姿を・・・見てみたい気がする・・・)
そして彼女の口から・・・この答えが・・・
「いいわよぉ、整理券がないのは仕方がないわねぇ~・・・、今調べてあげるから・・・、えっとぉ~・・・明日の・・・0845時があるけど・・・それでいいかしら??」
『買(勝)った!!』
なぜか60ボリバーレス(大体15ドルです)と看板に書いてあったが45ボリバーレスで・・・
セマナサンタ特別割引かどうかは知らないが・・・
これでチケットをゲット!!
この勝負・・・
明日を捨てたこのプロフェッショナルが・・・明日をつかむことが出来たのだ!!
満面の笑みで『グラシアス(スペイン語のありがとう)』を言った私に・・・
彼女の心の声がまた聞こえてきていた・・・
( 「整理券を持たない事を指摘した刹那、とっさに泣き落としと営業スマイルに切り替えてこの私にチケットを売らせるとは・・・
まさに融通無碍の境地・・・
この旅行者とは・・・
まさかこれほどのものなのか??」)
と・・・
これがチケットオフィス
この激しい戦いを終えたとき・・・
私の脳裏に一人の女性が姿が浮かんできていた・・・
『オルガ・・・』
『お前はいつでも変わらずに・・・』
『びっくりするほどあでやかで・・・そして綺麗なままでいて・・・』
『しかしそれも・・・』
『また俺がこしらえたオルガなんだろうか???』
『それともただの・・・』
『ポスターだからなんだろうか???』
ちなみにこれがオルガ、街の至る所にポスターが貼ってあった。
2008年チカ・リーダー(可愛い子ちゃんリーダーという意味)と書いてあるだけあって中々のナイスボデーです。
しかしこれで・・・
ようやくテレフェリコに乗れることになったわけだが・・・
疑問はある。
ひょっとして昨日最後まで並んでチケットを買おうとしていたら今日の分が買えていたんじゃねえの??と言うことだが・・・
まあ終わったことを悔いても仕方ない。
私はもう一度チケットを眺め・・・こう思う・・・
『これで・・・テレフェリ子とこの私は・・・別れ難く結びついてしまった・・・尊敬(なんといっても天下無双のテレフェリコですし、チケットも売ってくれたので)と・・・・憎悪(でもセマナサンタのせいで3日も続けてチケット売り場に足を運ばせやがって)によって・・・』
そう、いよいよ明日、また天下無双に一歩近づくことになるのだ!!
写真は本文と関係のないアイスクリーム屋。ちなみにギネスに載っている。
何が記録かというと、その種類の多さで800種類あるらしい。ただ一日あたりは100-200種類ぐらいづつ出しているらしいが・・・
ちなみに味はそんな大した事が無かった・・・
第6章 頂き目指して・・・
2008.03.20(木)
今日この日・・・
そうテレフェリ子との果し合いの日だ・・・
街並みも・・・いつもと変わって見えている・・・
これがその街並・・・
私は深く息を吸い込み・・・自分で自分に言い聞かせる・・・
『気負うな・・・』
『とらわれるな・・・』
と・・・
そして予定の0845時より・・・
1時間早くも着いた自分がいた・・・
『う~ん、気負ってます・・・!!』
少し時間を潰して・・・
そして列に並ぶ・・・
チケットを見せ・・・
そして・・・
遥か彼方の頂を眺める・・・
これが下から見た眺め!!
今日こここのメリダで・・・
これから天下無双への挑戦が始まるのだ!!
列に並んだのは30分程度、ようやく・・・
テレフェリ子に乗る・・・
そして・・・テレフェリ子と私は・・・
遥かなる高みを目指して・・・
どんどん上がっていくのだ・・・
道は遠いが・・・
私なら・・・私なら必ず頂点を極められる筈だ・・・!!
最初に乗るテレフェリコと最初のバリニタス駅
下はこんな感じ・・・
街はどんどん遠くに・・・
そして2番目の駅でテレフェリコを乗り継ぎ・・・
これが2番目の駅とそこからみた頂の方、頂上は未だに見えず。
さらに遠ざかる街
ちなみにおフランス製、50年以上も前のもの。
思えば最初の渡航先はフランスのパリだった・・・奇しくもフランスとこのプロフェッショナルは縁があると言わざるを得ない・・・
どんどん雲を突き抜けて・・・
さらに・・・
高みを目指して・・・
これは4番目の駅ロマ・レドンダ。高度はすでに4045mに・・・。さらに駅は既に雲の上
ここから最後の行程は新型のテレフェリコに!!
この4000m越えた地点で池が見れるなんて・・・
雲はどんどんと下に・・・
ついに・・・
ついに・・・
辿り着いたのだ!!この山の頂に・・・
頂上駅、ピコ・エスペヨと近くにある山の頂点に立つマリア像
もう雲は遥かに突き抜けている・・・
眼下には・・・雲海が拡がる・・・
プロフェッショナル、雄叫びを上げる・・・
『がぁぁぁぁぁぁ~!!俺は・・・俺は強ぇ~・・・!!』
そうだ!誰が一体成し遂げようか??
高度1577mから高度4765m、標高差は実に3km以上、12.5kmの道のりを・・・
たった1時間半・・・それもただ乗ってるだけで自分の力を一切使わずに・・・
何の努力もせずに他力本願だけで・・・
今日の私こそ『旅行を極めた』と言えるだろう。
私の指は自然と天を指し・・・
こう叫んでいた
頂上でとったポーズ。ちなみにたまたまJICAの隊員6人と一緒になったので彼らに写真を撮ってもらいました。
『う~ん。今日のわし、絶好調!!』
『今なら言える、我が旅と天は一つ!!』
・・・
・・・・・・
しかし・・・
天下無双とはそう甘くはなかった・・・
私が振り向いたとき視界に入ったものは・・・
さらに高い頂が・・・ちなみに5000mを超えているそうで・・・
・・・
・・・・・・
デューク東城、一人哂う・・・
『まあいい、今の俺はこんなものだ・・・だが見ていろよ・・・この先も・・・斬って斬りまくって・・・いつかはきっと・・・』
2008.03.19(水)
もう覚悟は決まっている。
といってもまた長時間並ぶのが嫌だったのでちょっとのんびりとチケットオフィスに向かう。
テレフェリコ前の広場
目指す標的はこいつのチケットの入手だ!!
こいつ!!
到着したのは0900時頃・・・
昨日よりは人がいなかったが・・・それでも待つことに変わりはない・・・
しかし、私の心の中には
もうこのテレフェリコと斬り結ぶ覚悟が決まっているのだ・・・
天を仰ぎ、そして息をつく。
( 『テレフェリコのチケットをさっさと取って・・・すぐに乗って・・・コロンビアに抜けて・・・有名なコロンビア美人と・・・ウハウハ、ワクワク、ドキドキ、ニャンニャンなんていう明日を夢見ていたが・・・』
『この先は捨てた!!』
『たった今より、この俺の命・・・』
『ただこのテレフェリコに乗る、そのためだけの命でいい・・・』)
そう決めた刹那、私にはある人の声が聞こえてきた・・・
( はっはっはっ・・・
鈍臭いのう~・・・デューク!!
お前らしくてよいわ!!
だが、旅行者の皆がお前を好きなのもお前のそんな所じゃ〔ちなみに誰にも好きと言われた訳で はなく思い込みと言う説もあります〕・・・
ずっと・・・ずっと見ておるぞ・・・・!!)
( 『おっおやじぃ~・・・〔ちなみにデューク父は存命中で今頃家でタバコでも吸っているかと・・・〕』)
近づくチケットオフィス・・・
後もう一人でこの俺の番へ・・・
私は剣を高々と突き上げ(実際に持っているわけではありません、念のため)・・・
こう叫んでいた・・・!!
『俺の名前は"プロフェッショナル"が"デューク東城"・・・!!』
『今までは・・・俺の名を大きく見せるために"プロフェッショナル"の名を用いていたが・・・』
『今からは・・・"プロフェッショナル"の名を守るために戦う(これもお気づきかもしれませんが自分の名以外のことは考えてません。念の為・・・』
そして前の人の番が終わり・・・・
私は半歩間合いを詰めた・・・!!
そう、いよいよ奴の間合いに・・・
入ったのだ!!
第5章 合戦テレフェリコ城!!
同日・・・
チケットオフィスの間合いに入った私が考えたのは
「一の太刀」
に全てを賭けると言うことだ!!
オフィスのお姉さんの顔を見て、持っていたパンフレットを出して・・・
『ピコ・エスペヨ(頂上駅の名前)』に行きたいと告げた!!
そして彼女は・・・
私に何やら紙切れを見せる・・・
番号が・・・書いてある!!
・・・
・・・・・・
これは・・・整理券と言うやつでは???
こんなものは持っていないし、そもそもどこで貰えるのかも知らないが・・・
今ここで整理券をとる為に・・・
後に引くわけには行かない!!
ここは・・・整理券の変わりに・・・某女優も真っ青な私の秘剣「ウソ泣き」を見せるしかない。
それとなによりも爽やかな「営業スマイル」の2刀流も付け加えて・・・
私は彼女の瞳を覗き込むようにして語りかける・・
『整理券なんてもってないでちゅぅ~・・・それにどこで整理券が手に入るなんてことも知らないのでちゅぅ~・・・わざわざ日本から・・・このテレフェリ子に乗るためにやってきたのに整理券がないと買えないのでしゅか??そんなのあんまりにもつらいでちゅぅ~!!昨日も今日も2時間ちかう並んだのでっしゅぅ~・・・!!お願いしまっしゅ。ここでチケットを買わして下さいなのでっちゅ!!』
瞳にはうっすらと涙を・・・そして彼女の心の中に揺さぶりをかけるようにして・・・
すこしの逡巡の刹那、彼女の心の声が聞こえてくる・・・
( 「この男・・・たった一人で・・・スペイン語もろくすっぽに喋れないのに・・・ただテレフェリコに乗りたいがためにここまでやって来たとは・・・、ネット予約も出来るこの時代に・・・こんな旅行者がまだいたとは・・・
この男、一体いままでどんな道のりで旅行を続けてきたのか・・・??
乗せたい・・・この男がテレフェリコに乗る姿を・・・見てみたい気がする・・・)
そして彼女の口から・・・この答えが・・・
「いいわよぉ、整理券がないのは仕方がないわねぇ~・・・、今調べてあげるから・・・、えっとぉ~・・・明日の・・・0845時があるけど・・・それでいいかしら??」
『買(勝)った!!』
なぜか60ボリバーレス(大体15ドルです)と看板に書いてあったが45ボリバーレスで・・・
セマナサンタ特別割引かどうかは知らないが・・・
これでチケットをゲット!!
この勝負・・・
明日を捨てたこのプロフェッショナルが・・・明日をつかむことが出来たのだ!!
満面の笑みで『グラシアス(スペイン語のありがとう)』を言った私に・・・
彼女の心の声がまた聞こえてきていた・・・
( 「整理券を持たない事を指摘した刹那、とっさに泣き落としと営業スマイルに切り替えてこの私にチケットを売らせるとは・・・
まさに融通無碍の境地・・・
この旅行者とは・・・
まさかこれほどのものなのか??」)
と・・・
これがチケットオフィス
この激しい戦いを終えたとき・・・
私の脳裏に一人の女性が姿が浮かんできていた・・・
『オルガ・・・』
『お前はいつでも変わらずに・・・』
『びっくりするほどあでやかで・・・そして綺麗なままでいて・・・』
『しかしそれも・・・』
『また俺がこしらえたオルガなんだろうか???』
『それともただの・・・』
『ポスターだからなんだろうか???』
ちなみにこれがオルガ、街の至る所にポスターが貼ってあった。
2008年チカ・リーダー(可愛い子ちゃんリーダーという意味)と書いてあるだけあって中々のナイスボデーです。
しかしこれで・・・
ようやくテレフェリコに乗れることになったわけだが・・・
疑問はある。
ひょっとして昨日最後まで並んでチケットを買おうとしていたら今日の分が買えていたんじゃねえの??と言うことだが・・・
まあ終わったことを悔いても仕方ない。
私はもう一度チケットを眺め・・・こう思う・・・
『これで・・・テレフェリ子とこの私は・・・別れ難く結びついてしまった・・・尊敬(なんといっても天下無双のテレフェリコですし、チケットも売ってくれたので)と・・・・憎悪(でもセマナサンタのせいで3日も続けてチケット売り場に足を運ばせやがって)によって・・・』
そう、いよいよ明日、また天下無双に一歩近づくことになるのだ!!
写真は本文と関係のないアイスクリーム屋。ちなみにギネスに載っている。
何が記録かというと、その種類の多さで800種類あるらしい。ただ一日あたりは100-200種類ぐらいづつ出しているらしいが・・・
ちなみに味はそんな大した事が無かった・・・
第6章 頂き目指して・・・
2008.03.20(木)
今日この日・・・
そうテレフェリ子との果し合いの日だ・・・
街並みも・・・いつもと変わって見えている・・・
これがその街並・・・
私は深く息を吸い込み・・・自分で自分に言い聞かせる・・・
『気負うな・・・』
『とらわれるな・・・』
と・・・
そして予定の0845時より・・・
1時間早くも着いた自分がいた・・・
『う~ん、気負ってます・・・!!』
少し時間を潰して・・・
そして列に並ぶ・・・
チケットを見せ・・・
そして・・・
遥か彼方の頂を眺める・・・
これが下から見た眺め!!
今日こここのメリダで・・・
これから天下無双への挑戦が始まるのだ!!
列に並んだのは30分程度、ようやく・・・
テレフェリ子に乗る・・・
そして・・・テレフェリ子と私は・・・
遥かなる高みを目指して・・・
どんどん上がっていくのだ・・・
道は遠いが・・・
私なら・・・私なら必ず頂点を極められる筈だ・・・!!
最初に乗るテレフェリコと最初のバリニタス駅
下はこんな感じ・・・
街はどんどん遠くに・・・
そして2番目の駅でテレフェリコを乗り継ぎ・・・
これが2番目の駅とそこからみた頂の方、頂上は未だに見えず。
さらに遠ざかる街
ちなみにおフランス製、50年以上も前のもの。
思えば最初の渡航先はフランスのパリだった・・・奇しくもフランスとこのプロフェッショナルは縁があると言わざるを得ない・・・
どんどん雲を突き抜けて・・・
さらに・・・
高みを目指して・・・
これは4番目の駅ロマ・レドンダ。高度はすでに4045mに・・・。さらに駅は既に雲の上
ここから最後の行程は新型のテレフェリコに!!
この4000m越えた地点で池が見れるなんて・・・
雲はどんどんと下に・・・
ついに・・・
ついに・・・
辿り着いたのだ!!この山の頂に・・・
頂上駅、ピコ・エスペヨと近くにある山の頂点に立つマリア像
もう雲は遥かに突き抜けている・・・
眼下には・・・雲海が拡がる・・・
プロフェッショナル、雄叫びを上げる・・・
『がぁぁぁぁぁぁ~!!俺は・・・俺は強ぇ~・・・!!』
そうだ!誰が一体成し遂げようか??
高度1577mから高度4765m、標高差は実に3km以上、12.5kmの道のりを・・・
たった1時間半・・・それもただ乗ってるだけで自分の力を一切使わずに・・・
何の努力もせずに他力本願だけで・・・
今日の私こそ『旅行を極めた』と言えるだろう。
私の指は自然と天を指し・・・
こう叫んでいた
頂上でとったポーズ。ちなみにたまたまJICAの隊員6人と一緒になったので彼らに写真を撮ってもらいました。
『う~ん。今日のわし、絶好調!!』
『今なら言える、我が旅と天は一つ!!』
・・・
・・・・・・
しかし・・・
天下無双とはそう甘くはなかった・・・
私が振り向いたとき視界に入ったものは・・・
さらに高い頂が・・・ちなみに5000mを超えているそうで・・・
・・・
・・・・・・
デューク東城、一人哂う・・・
『まあいい、今の俺はこんなものだ・・・だが見ていろよ・・・この先も・・・斬って斬りまくって・・・いつかはきっと・・・』