だっくす天国+わくわくハンドメイド

ダックスが好き、編み物も好き

バス旅行 (最後)

2018年07月13日 | 旅行
「朝食は7時からですからね、6時50分に行かれても、食堂開いてませんからね。バス出発は8時ですので、時間厳守でお願いしますね」と念を押される。

げ・・・一時間でご飯食べて、顔洗って、入れ歯入れて、かつらを頭のテンコチに乗せて、シップ貼って、腰ベルト付けられるのだらうか?

なんて心配なぞ要らぬお世話で、全員時間厳守でバスはとっとと金波楼を出発。

仲居さん、背広の人全員が手を振って、お見送りして下さる。バス旅行ってどこもかしこもこんな感じで「ありあとござーました~」と手を振ってくれるのかな。

と思ったんだけど、停まるとこ、停まるとこ、皆さん手を振って下さる。

道路は何とか通れるようになってはいるものの、電柱の高い所を走る電線に泥色の枯れ木がぶら下がり、河川敷の草木は一方方向になぎ倒されている。

こんな広い場所が・・・一昨日まで水浸しだったんだな。

ついでに、海沿いの高速道路は寸断されていて、山道を迂回することとなり、肝心の天橋立を股からのぞく為に上がるというお山に行くロープウエイが泥にうまって使用不能で、結局メインエベントは出来ずであった。

こんな時、のほほんと観光なんかしていていいのかいな。

でも、被災された方本当にお気の毒だけど、でも、日にちは淡々と流れて行くのである。
観光業で頑張っておられるホテル、旅館、お土産屋さん食堂、みんな客が来ないとドモナランのである。

そうか、どこのお土産屋さんでも、大阪で買ってもおんなじような物が置いてあるけど、ここは、いっちょ、地域にオカネを落しましょう。

大金を寄付する程金持ちではないけれど、せめて、買えるだけ買いましょう。

こうやって、遊びに来て、この惨状を見て、マスコミじゃ無いから、パチパチ写真を撮りまくる事は、とてもじゃないけど、出来ない。でも、少しでも応援できるなら、オカネを落として行きましょう。

のんびりのバス旅行ではなくて、このような大災害の後の、身の引き締まる思いの旅行も、アリなのか。

道路の側で、気温33度の中、ヘルメットを被って、黙々と道路を補修されている職人さん、作業着の中汗びっちょりだろうなあ・・・

ご苦労様です。