ドカモンモン

ポルシェ356Speedsterのレプリカ(CMC製)の奮闘記です。中身はビートルですから毎日楽しく走りますよ!

それがどうした!

2014年01月13日 | もはや老後か?
今日は成人の日、快晴に近いが風が寒い。
朝刊に伊集院静さんの「成人おめでとう」が載った。



伊集院さんは毎年、新成人に言葉を送っている。サントリーの広告覧ではあるがすばらしいことだ。いい餞の言葉だ

この関係ないような自分が読んでもそうだと納得し感激する。カッコいいのです。


伊集院さんの本は大分読ませていただいた、文章がきもちい、スカッとしているように思えて好きだ。

その中で、とある競馬か競輪場の近くの飲み屋で、負けた客のぐちるのに辟易していた店の親父に「先生!いい加減にしろ!ってなのを書いてくれ」と頼まれた。

小説やエッセイは書いてる、だが一言で客を黙らす殺し文は経験なかった、これは挑戦状にひとしい。

酒を飲みながら相当杯をすすめながらいきついたところで

「それがどうした!」となった!

最高だ!これしかなかろう・・・・ここで一気に伊集院さんが好きになった。



親父は負けでぐちるよっぱらいに時期をみはからってだまって、その貼り紙を指す!

客の酔いもさめるはずだが、なかには酔っぱらいすぎてもうわからんやつもいるだろうな。


まあいい、それで解決するかどうかはわからんが。
自分の大事も悩みも不安も世間にとっては他人にとっては「それがどうした!」なのである。


自分がリタイヤしてヒマで金がなくて健康に自信もなく趣味も友達もいなくて家族にもほっておかれてと言ってみても「それがどうした!」ってなもんで、誰もなんにもしてくれないし、そんなオジンのたわごとは端っから無視される、あたりまえだ!

だったらもう好きなように考え好きなようにする、又はしないかだろうなんにもしないのも選択だ。自分は自分でやるこれしか無かろう!

ただ、忘れてはいけない!
突然であるが大事なことがある。

感謝だ、感謝の気持ちを持たないといけない。

タダ起きて、なんとか朝飯を食って、昼が来れば朝の残りの味噌汁かけごはんで・・・・
これで何を感謝すればいいのかなんて言ってはいけない。

生きてたことに感謝するのだ。
食えたことに感謝!
またどうにか明日がつながりそうな予感に感謝することだ。

ガナルカナルのジャングルでうえて死んでいった兵隊さんの事を思え、極寒の満州の原野で雪の中で死んだ兵士を思え、18歳で知覧から飛び立った特攻隊の若者を思え、戦地で愛する息子を死なせた親の嘆きを思え。残されたものはつらくて辛くても死ぬこともできない。
その声を聞け!

それに比べたら、ばちが当たる。感謝すること!誰に感謝でもいい、神でも仏でもキリストでも何か見えないものでも、そんなことは自分で決めることでいい。

自分の問題なんかは「それがどうした!」でいい。

日々の事にありがたいなという気持を持てるようにしないといけないなとつくづく思う。
















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