DT200Aの庫 (goo-blg)

今年も3,11がやって来ました。


 被災地として有名になってしまった大槌町から海を臨んだ画像です。この時は夜明け前に北上線”あけぼの”の迂回を撮影後、当時盛岡勤務だったマチさんから”被災地は観光地ではありませんが人生で遭遇する最も大きな自然災害かもしれませんから自分の眼で見て防災意識に役立つと思うから見ておいて損はないでよ!”と言うアドバイスからマチさんの車を借りて被災地を見て回りました。すでに5が月を経過しているのに泥臭い臭いが漂いテレビではわからない被災地体験をした事は本当に良い体験だったと思っています。      11,08,12 東日本大震災被災地画像 大槌町吉里吉里  Canon EOS7D

 今年も東日本大震災が発生した3,11がやって来ました。戦争体験も同じですが人間は嫌な事は忘れようとする本能があります。しかし忘れてはならない事も多くあります。その中に戦争体験を語り続け草の根反戦運動の原動力とする事。そして”津波てんでんこ(※)”に象徴される被災体験を語り継ぎ減災に役立てる必要があります。
 前述のとおり7年も経過するとあの日の恐怖を昨日のように鮮明に覚えているかと言うとそれは嘘になります。本能から言えばそれで良いのかもしれませんが私たちは本能に反してあの日の事を忘れてならないと思います。先日も撮影で釧路本線音別駅付近の太平洋を望む丘で撮影しましたが海面からは10メートル以上ある丘の上に立ち、もしあの日の津波がここにやって来たらこの高さでは避難出来たのだろうか?などと思いを馳せましたが、これも3,11震災以前ならそんな事さえも思いつかなかった思います。職場でも時折,自分なりの3,11体験を話す機会があります。当日、乗務で大阪にいて地震を感じ首都圏がとんでもないパニックになっていると聞き、自分の家族の安否が心配でならなかった人。地震後、大阪の乗務員が東京にやって来る度に”こっちで不足しているモノがあったら次の乗務で持ってくるさかいに何でも言いやぁ!”と言ってくれていた話。その日にアケ番で秋葉原の模型店で地震を感じ、運よく自宅に連絡がつき奥さんが数時間掛けて迎えに来てくれた話など被災地との体験とは程遠いとは言え人それぞれの震災体験を持っていることを感じ、また3,11のあの日の事が忘れらない出来事になっていることを感じました。


 DD51の1号編成お召列車撮影では良く通った宮古駅外れの橋梁も津波で流出していました。      11,08,12 東日本大震災被災地画像宮古駅駅構内外れ閉伊川橋梁流出状況  Canon EOS7

 地震とは別の次元で福島原発の廃炉・汚染処理問題も忘れてはなりません。この日本と言う土地に人為的に人をが近づいてはならぬ土地を造ってしまった事は後世に語り継がれるに違いありません。”なんて事をしてくれたんだ!”と今も原発政策を推し進めた政府・自民党には怒りを覚えます。私の幼馴染には東電勤務の友人がいます。震災以降、多忙を理由にクラス会には出席していませんでしたがある時”これから被災地に行くんだけど、ちょっとだけ寄ってみた”と顔を出してくれました。彼曰く”福島原発は東電が背負った十字架”と言ってました。また彼は”自分自身。東電にあの日に、そして今日も身を置いている人として退職後も被災地復興のために除染などの自分に出来る事は死ぬまでやり続けるし、そうしないといけない”とも言っていました。彼をそこまで追いやったのも原発なのです。
 政府は原発の放射能はコントロール出来ていると主張し日本にオリンピックを誘致しましたが溶け堕ちた核燃料の処理さえまで全く手つかずと言っていい程です。核のゴミの扱いさえ処理方法が確立されていない現段階では反戦平和と共に方法論はいろいろなあるにせよ反原発・脱原発を推し進めなくてはと常々思っています。

(※)”津波てんでんこ”
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B4%A5%E6%B3%A2%E3%81%A6%E3%82%93%E3%81%A7%E3%82%93%E3%81%93



 私たち鉄ちゃんにとって震災後の被災地への緊急燃料輸送列車が一生の想い出として残る事でしょう。この列車の事は絵本になり、また複数のテレビ番組で物語として取り上げられている他に企業が積極的に被災地を応援したモデルケースとして認知されています。。また現在は四日市だけに残っている貨物会社のDD51にとっては全国から応援に来て集結したDD51の実質なサヨナラ運転だった気もします。     11,04,14 上野尻-野沢 9294レ No2 Canon EOS-1v RDP-Ⅲ(+1)

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コメント一覧

DT200A@CF-F9
福臨鉄様
こんな誤字脱字が多く、偏見に満ちた弊ブログにご投稿いただき誠にありがとうございます。

 世界の何処に行きていても災害は私たちの生活についてまわるものですが、それが個々の心にどんなにダメージを与えるかは計り知れない事を今回の震災は教えてくれたと思います。政府の言う復興と現地が描く復興とのギャップが今、問題な気がします。復興は道半ばでこれからも大変な局面がいくつもあるような気がします。そういえば薄明るい横川目でお逢いしましたネ!
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