本作品は、私の作品を見てくれて、いつも心温まる応援メッセージを届けてくれるIさんのお子さんのために、「りとるさんた」をテーマに新しく書き下ろした童話作品です。 みなさんも、Iさんや彼女のお子さんと一緒に、本作品が贈る本物の涙と感動のファンタヂックの世界を、ぜひ味わってみてください。
作 / 猪 寿
(三)
「パパもママも冷たいよね。もうクリスマスイブまで3日しかないというのに、僕一人で今回のエミリーちゃんの問題をすべて解決しなくちゃあ駄目だなんて・・・」
「でも、パパとママの言うことも、ホワイトランドの国王から“りとるさんた”としての任命を受けて仕事を任せられている以上は、本当かもしれないなあ・・・」
「となると、自分でこの問題をどうするかを、大至急考えないとね・・・」
ただ、パパとママに今回のエミリーちゃんの問題を、自分の力で解決するように言われたチッチでしたが、その後もまったくその問題を片付けるためのいい方法は浮かんできませんでした。
そして、時間だけが足早に過ぎていき、気付いたときにはエミリーちゃんの願いごとを叶えてあげるクリスマスイブの日まで、あとわずか1日になっていました。
―ゴホッ、ゴホッ、ゴホッ・・・―
その上に、エミリーちゃんの願いごとを叶えてあげることの心労からか、ついに熱を出して風邪を引いてしまいました。
その瞬間、さあ大変!チッチは最大のピンチに襲われてしまいました。
次回に続く
今日の一口メモ
♪:今年、最後の忘年会に我が師に招待されたのはいいのですが、美味いご馳走やお酒がありつけると思って、せっかく仕事も早めに切りあげて会場に行ったのに、我が師に「今日の忘年会は、俺たちは主催者側だから、お前は来客の世話係をしろと言われて・・・」結局、何も食べたり飲んだりすることが出来ませんでした。(苦笑)
♪♪:ま、まさか、今年最後の忘年会に、こんなオチがあるとは思いませんでした。
♪♪♪:でも、こんなことで運を使うより、もっと大きいことで運を使った方がいいという、天からのお告げだと思えば、なんとなく気持ちも落ち着きますかね。
みなさん、最終回のりとるさんた~世界でいちばんの贈り物~は、エミリーちゃんの願いごと(ペルシャ猫の子猫を飼いたい)を叶えてあげるための、クリスマスイブまであと数時間と迫った時間の中で、チッチは「りとるさんた」が持っているどんな超能力を使って、彼女に世界でいちばんのどんなクリスマスプレゼントを贈ると思いますか?アッ!と驚くような予想もしないストリー展開に、みなさん自身もこれまで一度も体験したことがない超ファンタヂックの世界を、今年のクリスマスはこの作品で初めて童心に返って体感することができ、その幸せな気分を思う存分に楽しめることになると思いますので、ぜひご覧になってくださいね。
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