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Life is a journey - 3人乗りの船で人生を航海中

ああ、インボイス制度!(2)

ああ、インボイス制度!(1)の続きです。


この制度のおかげで、忙殺されているので


前回同様、30年前のJK風文調で失礼いたします。



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前回は、「インボイス制度」は個人事業主や中小企業の方々にとっては、ビジネスを失う可能性があったり、消費税の負担が増えると書いた。


今回は、実際の企業の経理で何が起きているかってこと、ちょっと愚痴りたいんだ。



あのさぁ、



まず、大変なのは、企業の「経理」だけ じゃないんだってば。



知ってる?



会計システム会社のエンジニアさんが、



死にそうってハナシ?



「インボイス制度」の免税事業者(売上1,000万未満の事業者)の税区分を
新しく作成しなくちゃいけないから



まず、会計システム会社では、エンジニアがその対応にめっちゃ追われてるの。
ERPだと「販売システム」「会計システム」色々種類があるし、
外資系企業だと、カスタマイズと言って、その会社独自のやり方で
特別にプログラムを組んでたりするんだよね。


そうすると、また、プラスαで手間がかかんの。


企業の経理担当者以前に、システム会社がパニクッてる。
直接話を聞いてるんだけど、いくら、忙しくても短期的なものだからって、
人員を増やすわけにもいかないんだって。


そうすると、今いるリソースで、やりくりしなきゃならない。


エンジニアさん、休みも取れず、平日も、朝から深夜まで働き詰め。
過労死ライン、ギリギリ?
〇〇さん、ちょっとぉぉ、大丈夫~????って、ウチの会社の人がみんなで彼らの心配してるわ。


他のシステムの構築のプロジェクトが出てきて、打ち合わせをしたくても


「ハイ、今年は新規の打ち合わせは、組めないんです。ホントにすみません💦」って言われちゃう。



せっかくの、ビジネスチャンスよ。1,000万円越えの。
そういうチャンスも、今のシステム会社は受け入れる余裕なんかないの。


エンジニアのキャパを超えているから、その溢れた仕事は、カスタマーサポートセンターに流れてる。


何が問題かって?


カスタマーサポートセンターが繋がらないんだよ!


今までは、その日中に電話くれてたのに。日をまたいじゃう。


おまけに、インボイス制度で、サポートセンターでもわからない事案が続出して、結局エンジニアに確認してからウチラに回答する、「作業の手戻り」が頻発してんの。


こっちも、待ちぼうけよ💦


ここからは、経理の話。


システムの税区分の紐づけを手動で行ったり、(気が遠くなるわ)
お客様や協力会社様宛に通知文書送って、「適格請求書発行事業者登録番号」を新たにシステムに入力したり


まぁ、負荷が増えるよね。当然ながら。
こっちも人員なんて増やせない。
地味に、残業が増えるだけ。



それは、まぁ、いいとして。問題は「入金時の振込手数料負担」



下請法で定められても、実際は、まだまだあるの!
入金時の銀行手数料は、お客様負担でなく、未だに「受け取り側負担」という場合が。
売上金額から、銀行手数料を差し引いて振り込んでくる企業がさ~。


大手企業は、さすがに銀行手数料も負担する会社さんが多いけど。


古くからの商慣習だったり、その企業の方針だったり、するわけ。
今回、「銀行手数料」についても、インボイス制度が関係しているから、
振込先が銀行手数料を負担してくれないと、


ウチラも、お客様側も、「値引処理」という新しい処理が10月からプラスされんの💦


それを防ぐために、お客様にいちいち、「銀行手数料の負担をお願いします」と確認しなきゃいけないわけ。


何百社も顧客がいる場合、その手間、ハンパないよ?


しかも、先方が「だめだ」と言う可能性もあるじゃん!
例えば、たまたま不具合品が重なって、それでなくても、微妙な雰囲気なのに、そんな時に「銀行手数料払え」なんて言ったら


お客様、へそ曲げちゃうかも💦
取引先との数が多い企業なら、銀行手数料負担もバカにならないから。
それなら、オタクとの取引は、もう、止めましょう。なんてことになったら


どうしてくれんの??


必死にお客様との信頼関係を維持してきた営業に恨まれちゃうよ。。


そんなこんなで、


いろー---んな リスクを孕んでいるだよ、この「インボイス制度」





そこんとこ、お上、わかってんの!?








私も、経理のハシクレだからさ、基本的には理解しようと思ってるよ。
この「インボイス制度」



子供がどんどん減って、税収を何とかして上げたい、国を維持するには、どこかで痛みを伴わなきゃ。
それは、わかる。



企業側も、大変だと思うけど、まぁ、残業して、何とか頑張ってよ!
って、お上(政府)は思っているんだよね?



でも、当然、「インボイス制度」はこれだけじゃ、済まない。



2027年には、仕入税額の控除割合も80%から50%になるし(ちょっとこの説明は、今回は省くけど)
その時点で、また、経理側では負荷がかかるんだよね。



そして、アタシは思うんだ。



これはさ、きっと、将来的な消費税増税の布石になるんじゃない?



消費税が、3%、 5%、 8%、 10%と上がってきたように。。



ま、結局は、お上の言う通り、ウチラはやらなきゃいけないんだけどさ。



できるだけ、できるだけ、「想像力」働かせてほしいわ。



どんなことが、巷で起こるか、考えてよね!



激おこ、ぷんぷん丸!

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