Windows10へのアップグレードは、以前は無償で行うことができましたが、今現在では有償(Windows10を購入)しないと、アップグレードできません。OS自体も結構な金額(1.5万~2万円前後)です。
さらにそれ以前に、Windows7の機種の場合・・・メーカーがWindows10へのアップグレードの動作保証をしているかが大事です。
メーカーが保証していれば、プリインストールされているソフトやドライバーなどもWindows10用に提供されているので大丈夫なのですが・・・Windows10の保証がされていないと、せっかくWindows10にアップグレードしても、動作しないソフトや、ドライバが正常に動作せず、いろいろ不具合が生じてしまうことがあります。
特にテレビのアプリ(録画・視聴・再生)は、ほとんどがWindows10に対応しておらず、アップグレードしたらテレビが見えなくなった・・・という事例がたくさんありました。(テレビについては、Windows10での対応していないので、従来のようにテレビアプリを使用したければ、Windows7へ戻していました)
今回のお客様のパソコンは、2010年9月発売のデスクトップパソコンでした。いわゆるWndows7の初期のパソコンです。メーカーサイトでWindows10の動作保証されているか確認したところ・・・やはり動作保証されていませんでした。
Windows10用のアプリのアップデートや、ドライバーなども提供されていません。
今までの感じだと、日本メーカーのパソコンの場合、元がWindows7の機種は、ほとんどがWindows10での動作保証がされていません。逆に元がWindows8、8.1の機種はWindows10の動作保証されていることが多いようです。
Windows10のメーカの動作保証がされていない機種なので、アップグレードを行うとアプリやドライバーに不具合が発生する可能性があること。もしその場合、メーカーから修正アップデートなどのサポートが行われていないので、どらともでは対処できないこと・・・をお伝えしご検討いただくことになりました。
Windows7のMicrosoftのサポート終了が後1年半くらいになって、そろそろWindows10へしたいと思っているユーザーもあるかもしれませんが・・・Windows10は年2回の頻度でメジャーアップデートを行います。4月末にも、「April 2018 Update」が実施されました。いつも思うのですが・・・OSのメージャーアップデートが行われるたびに、要求されるスペックも厳しくなっていきます。
今回のようなWindows7の初期パソコンだと、スペック的にも厳しくなってきており、Windows10にアップグレードしても動作は、遅くなってしまう可能性もあります。
