他のお客様のサポートが終了して夕方、お伺いしました。
パソコンは、DELL PRECISION T3500で、ワークステーション用のごっつい機種です。
その場で、カバーを開けてマザーボード上の部品を確認しましたが、電解コンデンサーの液漏れなどの異常は確認できませんでした。
マザーボードが問題ないとなると、電源ユニット単体の故障の可能性が高くなります。時間がなかったので、現地で電源ユニットの取り外しは行わなかったのですが・・・汎用の電源ユニットのようだったので、簡単に入手できます、とお答えしていったんパソコンをお預かりしました。
電源ユニットを取り外そうとして、ビックリ!
汎用電源ではなくて、専用電源でした。
DPS-525FB Aという型番の電源ユニットだったのですが、まず電源ユニットと各ケーブルは、一つのコネクタで出力されていました。さらにコネクターもATX24ピンはあるのですが、少し配線が異なっていますし、CPUの電源コネクタも、仕様が異なっています。
とりあえず、内部を確認しようと、電源ユニットを持ち上げると・・・カラカラと変な音がしました。
電源ユニットのカバーを開けてみると・・・
スイッチング用のICのパッケージが割れて、その破片が内部にありました。カラカラの音は、これが原因だったようです。
パソコンから音がしたというのは、このパッケージが割れて飛んだ時の音だと思います。
壊れていたICはTNY280PNという型番のもので、部品として入手も可能だったのですが、このICが単独で壊れたのか、他の個所もこの影響で壊れている可能性もあることや、同型番の電源ユニットが入手が容易だったことから、部品を交換するのではなくて、同型番の電源ユニットを入手して交換することにしました。
電源ユニットが到着後、早速電源ユニットを交換して、無事に電源が入りパソコンが起動することを確認しました。
ヒートランも大丈夫でしたのでご返却です。
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