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PC3とPC3Lの混在?

ノートパソコンのメモリの増設のご依頼がありました。
お聞きしたパソコンの型番で調べると・・・PC3-12800の2GBが2枚付いているようでした。
今回トータル8GBにしたいとのことでしたので、4GBを2枚の構成にすることにしました。

しかし、メモリーは、実際に付いている仕様がメーカーの公表と異なっている場合もあり、実際に確認してからのメモリー手配としています。

実機をお持ちいただき、メモリーを確認してみました。すると・・・


うん?1枚は、PC3-12800ですが、もう一枚はPC3L-12800が付いています。
PC3とPC3Lの違いは、動作電圧でPC3が1.5V、PC3Lが1.35Vとなっています。PC3とPC3Lが混在のパソコンは見たことがないので、お客様に確認したところ、中古で購入したパソコンで、元々2GBのメモリーだったのを、2GB増設して購入したそうです。
そうすると、中古パソコン店で、PC3Lのメモリを取り付けて、PC3との混在になってしまったようです。今まで使っていて特に問題はなかったそうです。

メーカーの仕様ではPC3-12800の規格となっているので、その規格の4GBメモリを2枚用意しました。

元々、PC3の1.5V仕様だったので、PC3Lの1.35V動作のメモリでも動作したのかもしれませんね。この辺は、PC3Lのメモリが1.5Vに対応しているか、あるいは周辺回路も対応しているかによるので、PC3のメモリの代わりにPC3Lが使えるとは、言い切れませんし、混在使用は避けた方が安心です。
次世代のPC4メモリは、1.2Vで基本的に統一されているようですが、PC3、PC3Lが使用されているパソコンでは、メモリ交換・増設の際には注意が必要です。
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