記事はこちら。
その時の時期を簡単に書くと・・・
中古のノートパソコンが、動作が遅いというので調べてみると・・・確かに起動に10分くらいかかりとても遅い状態でした。
よくあるHDD(ハードディスク)による速度低下かなと思ったのですが、ディスクはSSD(半導体ディスク)でした。
SSDの状態は「正常」だったのですが、平均応答速度が1000ミリ秒前後で、あまりにも遅かったのでSSDの交換を行うことにしました。
いつも使っているメーカーのSSDにクローンを作成して換装したのですが、メーカーロゴは表示されるものの全くSSDにアクセスしない状態でした。
同じメーカーの別のSSDにクローンを作成してみても全く同じでした。
試しに別のメーカーのSSDにクローンを作成してみると・・・なんの問題もなくディスクアクセスし、SSDの速度でWindowsが起動、動作してきました。
この時は、この動作したメーカーの新品のSSDを手配して、クローンを作成してご返却しました。
詳細原因までは調べませんでしたが、相性問題のように思えました。
ここまでが、2年前の記事の概略です。
今回は、液晶一体型のパソコンの動作が遅いということで、ご依頼がありました。
元はWindows8.1のVaioで、Windows10にアップグレードしています。
動作が遅いとのことで確認してみると・・・HDD(3TB)が使用率100%で、速度遅延の原因になっていました。
ディスクの使用時間も4万時間を超えており、交換のタイミングです。
お客様とご相談し2TBのSSDに換装することになりました。3TBのSSDはかなり高額ですし、お客様もテレビとしては使用していないとのことでしたので、2TBの容量で十分とのことでした。
パソコンをお預かりして、HDD→SSDへのクローンを作成して換装しました。
換装後の動作確認で・・・シャットダウン後の通電でメーカーロゴの表示後、SSDをBIOSレベルで認識しないことが、3~5回に1回程度の割合で発生しました。
再起動の時は、問題なくSSDを認識してWindowsが起動します。

元のHDDに戻すと・・・そのような現象は発生しませんでした。クローンがうまくいっていないのかなと思い、もう一度クローン作成、ディスク容量調整を行ってみましたが、やはり同じ現象が発生しました。
以前SSDの相性があったことを思い出し、念のため別のメーカーの2TBのSSDを用意して、クローン作成して換装してみました。
今度は、シャットダウン後の通電でSSDを認識しなくなることは発生せず、問題なくWindowsが起動するようになりました。
丸一日かけて、シャットダウンや再起動を行い確認してみましたが、問題ありませんでしたので、ご返却いたしました。
今まで、膨大な数のHDD→SSD換装を行ってきましたが、相性問題(と思われる)に遭遇したのは2例目です。
