2022年6月2日~4日は大台ヶ原の自然と現状を観察して来ました。
奈良県南部紀伊半島中央部の標高1560m~1700mの高原!自然と天災 人災と獣害が織りなす高原です。
伊勢湾台風の強風で、モミの木 トウヒ ヒノキ などの高木はなぎ倒され、高原の樹林は荒れ野に!
正木が原では、倒木が最後の生命力で、天に向け幹を持ち上げています。
今では、白骸化して残っています。
立ち枯れの木が、まだ観察されます。まだ生きている木も!
台風ぼ後 人力で風倒木を整理 片付けたそうです。それまでは、鬱蒼とした樹林が、日当たりの良い高原となり!
それまで、苔生した樹林は、ミヤコ笹の群生地となり、鹿の生息を許す事に成り、益々 立ち枯れ樹林となったようです。
今では、鹿の食災、防護する為 色々対策をして、大台ケ原の自然を保護してます。
根元から2m位まで、鉄網(ラス)を巻き 鹿が樹皮を食べる事が出来ない様保護してます。
立ち枯れの樹と成長し続ける樹が、入り混じって、樹林が再生されてる風景は、希望へとつながります。
自然は、素晴らしい!
朽ちた根元から、新しい命が芽吹くのを見た時には、我々人間にも活力を与えます。
トウヒの実生 2~3年生でしょうか!
この トウヒの老木に、今年は、何年振りか?花が付いたそうです。非常に珍しい事の様です。
今回の、大台ケ原への目的は、シャクヤクの花と霧もやに霞む樹林を撮る事でした。
2泊3日の滞在中 好天続き 散策は、汗をふき拭きの撮影行に成りました。
木漏れ陽の中の、小さな被写体にカメラを向けました。
大蛇嵓の展望所付近では、アケボノつつじが満開でした。
モミジの枯れ木が異様な姿に!
足元には、マムシ草が!・・・?
早朝の、樹林は、清々しい空気に包まれ、気持ち良い時間でした。
そして、新緑は、癒しの時間をくれました。
厳しい自然 優しい自然 隣りあわせを目の当たりにしました。
今回の旅 目的とは、チョット離れましたが、時期を変えて是非、もう一度訪ねて見たいと思いました。