麻酔が効きにくい？

19日に受けた手術の時、

私は初めて「全身麻酔」をしました。


麻酔をかける前に、麻酔が利きやすくなる注射を打たれました。

筋肉注射で、肩の下辺りに打つんですが、これがめっちゃ痛い・・・

私は、注射がとにかく嫌いで、もうこの時点でギブアップ寸前でした。

注射後、しばらく寝かされ、その筋肉注射が全身に回るまで静かにしていました。

次第に、ボーっとしてきて、なんか音がこもって聞こえるというか、

ちょっとエコーがかかってるというか、へんな世界に来た感じでした。

強いて言えば、お酒にいい感じに酔った時のような感じでしょうかね。


フラフラしながら、看護婦さんに手術台に案内され、

言われるまま準備をし、台に上がりました。

怖いとか、不安とか言う感覚はなく、ふわふわした状態のなか、

素直に言われる通りに反応していた感じです。


「は～い。今から静脈に点滴をしますね～。その点滴と一緒に麻酔をいれますからね～。」


と、看護婦さんの声が、すごくゆっくり聞こえました。


「麻酔をしても～体が動くことがありますから～、手足を縛りますよ～。」


今思い出すと、「えっ！？」と思いますが、その時は素直に「どうぞ」って感じでした。


「は～い。今麻酔が入りましたよ～。一緒に１から１０まで数えていきましょう～。」


この時、急に緊張したのを覚えています。

私の母の体験では、「３」までもたなかったと聞いていたのを思い出したんです。


「いきますよ～。い～ち、にぃ～、さぁ～ん・・・」


しぃ～、ごぉ～、ろぉ～く、しぃ～ち、はぁ～ち、きゅぅ～う、じゅぅ～う！

・・・ん？最後までやり通してもた。どうしよう・・・　と思っていると、


「は～い。もう一度最初からいきましょうね～。い～ち、にぃ～、さぁ～ん・・・」


しぃ～、ごぉ～、ろぉ～く、しぃ～ち、はぁ～ち、きゅぅ～う、じゅぅ～う！

・・・あれ？麻酔効いてない？　まずい！怖い！　なんで？


「ふっ・・・（ちょっと笑った）。もう一回いくよ～。い～ち、にぃ～、さぁ～ん・・・」


しぃ～、ごぉ～、・・・・・・・・・　やっと意識喪失　・・・・・・・・


次の瞬間、

「どらにゃんこさ～ん。起きて下さ～い。」

と、頬をペチペチと叩かれていた。

夢の中のような朦朧とした中、両脇を看護婦さんにかかえられ、

すぐそばにあったベッドに寝かされ、そのまままた眠った。


次に目覚めた時、麻酔効いてよかった～とまず思った。

結局２５まで数えたことになる。

聞くところによると、酒飲みほど、麻酔は効きにくいらしい・・・。

意外なところで、しぶとさを発揮してしまった。

なんか、恥ずかしい・・・。



皆様から暖かい言葉を頂き、すっかり元気になっております。
ありがとうございます。



最近のジメジメでちょっとぐったり気味のちび様