どこ行ったんじゃー

「今日のニュースをお伝えします。」


今日午後３時過ぎ、大阪府に住む２２才♀スタッフが、

職場から忽然と姿を消した、との通報が勤務先企業さんから入りました。


関係者の話では、

「休憩時間が終わり、仕事が始まってしばらくして、居ない事に気付きました。」

「職場の皆であちこち探したのですが、どこにも居なかったんです。」

「ロッカーを見に行ったら、本人の荷物は無く、制服だけが入っていました。」

「今日入ったばっかりなのに、とても心配です。」




　こらぁー！どこ行ってーん！


そう・・・今日入ったばっかりの２２才♀スタッフ

こんなに勤務先に心配掛けて、何考えとんねん

こっちも電話もらって驚きました。

久しぶりですもん、その日のうちに逃亡する人・・・

こちらから急いで本人に電話しましたよ！そしたら・・・



RRR・・・

「カチャ」

（あっ出た！）

「もしもし！！」

「ブチッ」

（んな゛っ・・・　プープープー）



　く・・・くそっ・・・

連絡くらいせぇって何べんも行ぅてるやろー

絶対に許さん！

企業さんからも「どんな理由があったのかちゃんと報告してね。」

と言われているので、電話に出ないとなると家に行くしかないです！


にゃろー！

首洗って待っとれよー





そーなんですぅ・・・

なんとかして下さいよ






　出て来い！

あのねぇ・・・

くろ様・・・




あなたが、ＰＣ前を占領するから、私がここに移動してきたのに、

それなのに、この仕打ち・・・


私と居たいお気持ちはとてもとっても嬉しいのですが・・・







いえっ

嬉しいです

身に余る光栄です





喜んどるわ！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「・・・・・・。」

ウソ付かないで

「実は先週から体調が悪くて、ずっと休んでるんです」

と、２４歳♀スタッフから電話が入った。

「えっ！で、どんな状態なの？」

「体がだるくて、熱っぽいんです・・・」

「病院へは行ってるの？」

「行ってます・・・」

「先生は何って？」

「特に病名は無いって・・・」

「じゃぁ、大丈夫なの？来週から仕事復帰できる？」

「・・・ちょっと考えて電話します。　ブォーッ！　」



・・・？電話の後ろから車が行きかう音がしてるぞ！

（怪しい・・・）


しばらくして電話が。


「やっぱり、来週も行けません・・・もう辞めます！」

「え？そんな急に・・・。今も寝込んでるの？」

「はい・・・。なんか、まだ体がだるいし・・・」

「そう・・・。でも急に辞めるのはすごく困るのよね・・・
じゃぁ、良くなるまで休ませてもらう様に頼んでみるから、それでどう？」

「えっ・・・でも、良くならないかもしれないし・・・」

「そんな事ありえるの？」

「でも、実際にしんどいねんし・・・　ブォーッ！」


・・・！また車の音が！

（やっぱ怪しい・・・）


「今、家じゃないよね！どこにいるの？」

「えっ？あ・・・ちょっと出先です。」

「寝込んでるんじゃないの？」

「はい・・・」

「まぁ、それはもうどうでもいいわ。
とにかく、仕事を辞めなくてはならない程の病気なら、
病院から診断書が出るでしょ。」

「はぁ、出ますね。・・・あっ！でも、もう一回考えて電話します。」


（何やねん！）


しばらくしてまた電話が・・・。


「もしもし！なんで診断書がいるんや？」

と、男の人からの電話だった。

「どちら様ですか？」

「２４歳♀の兄です！」

「本人さんはどうしたんですか？」

「とにかく！家の仕事を手伝うのに、何で診断書を提出しないといけないんです？」

「はっ？家の仕事ですか？そんな事初めて聞きましたけど！」

「えっ？じゃぁ、退職理由何って言ってました？」

「・・・とにかく本人さんと変わって下さい！」


「もしもし！」（←すでに逆ギレ）

「体調不良じゃないんですか？
ほんとは家の仕事を手伝うんですか？」

「そうですよ！体調不良を理由に辞めるほうが言いやすいでしょ！
それにその方が、そっちから勤務先に言う時も言い訳しやすいでしょ！
だからですやん！」　

こ、こいつ・・・
勤務先の人は体調不良だって言うから心配してくれてはるのに、
しかも、先週それでずっと休んでるくせに、なんで、今頃言うねん！
もっと早く言えるやろ！でもそれは、カモフラージュの為で、
体調がよっぽど悪いんや・・・と思わす作戦だった！
（休んでる間は、どうも既に家の仕事を手伝っていた様子）


そんな小ざかしい事せんでええねん！


毎回嘆かわしいのが、なんで正直に言わないのか・・・

仕事を辞めたいと思う事なんて、あるよ！いくらでも。

それぞれに事情はある！それはわかってんねん！

だけど、「約束（契約）」は守らないと行けない。

そのルールを無視すると、収拾がつかないでしょーが！

何でもっと誠実に対応が出来ないのかな・・・

頼むからウソ付かないで・・・

そんなウソ、すぐバレるねんから・・・





よっ！大統領

転職

取引先企業さんへ御用聞きに行った時の事・・・


担当者さんと話していると、突然！

「どぉーもぉ覚えてます？」

と言いながら誰かが入ってきた。


（誰？？　この、”なべおさみ”みたいな人は・・・？）


頭をフル回転させ、思い出そうとしたのですが、

浮かんでくるのは、”なべやかん”・・・


（うぅ・・・誰？誰？）


「私！以前○○会社で担当してた”なべ”（←仮名）ですよ！」





「あぁ～っ！」


（・・・おっといけない　素に戻ってしまっているゾ）


「なべ様！（←仮名）お久しぶりでございます。こちらにいらしたんですか」

「そうなんですよ。前の会社は辞めちゃったんです。ハハハ」



３年ほど前にお世話になっていた会社の、当時の課長さんでした・・・。


ポマードべったりの七三分けの髪型から、一厘刈りになっていたので、
まったくわかりませんでした

てっきり”なべおさみ”かと・・・



ま、でもこうしてわざわざ声を掛けに来てくれるのは

とても嬉しい事で、ありがたいです



長く営業をしていると、こうして取引企業さんの間で、

担当者さんがいつの間にか転職されている事があります。


前は上司の監視がきつく、萎縮した様な方だったのが、

転職先では、伸び伸びと仕事をされてる姿を見て微笑ましくなることもあります。


逆に、前は偉いさんだったのに、転職先では

「えっ！そんな事までご自分でされるんですか！」と

驚くくらいの雑用をこなしておられたり・・・
なんか複雑な気持ちになる事もあります



ま、いずれにしても、その担当者さんが転職先から「またあいつに仕事頼もう」

って思って頂ける様な、そんな営業マンにならなくては

と思う今日この頃













そちらはお気楽でよろしぃなぁー

起きて～！

急ぎの仕事が入ったので、目ぼしい登録スタッフさんに電話をした時の事・・・


「４１才♂さん！明日からお仕事入ったので行って頂けませんか？」

「は、はい・・・」

（ん？反応が薄いぞ・・・）


「今フリーですよね。以前にも一度勤務してもらった会社ですから。」

「今、起きたとこです・・・」

（何・・・その返答おかしくない？　いずれにしてももうＡＭ１０：４０やで！）


「え？あぁ、そうなんですか。で、明日からお仕事できますか？」

「あさってからなら行きます・・・」

「あぁ・・・、急な事は重々承知してるんですが、明日は用事あるんですか？」

「無いです・・・」

「えっ。なら明日からなんとかお願いします～」

「今・・寝起きなんですけど・・・
明日やったらまた寝坊するかもしれないので、
あさってからなら大丈夫と思うんです。」

（そうなん？・・・そういう もんなん？）


「じゃ、じゃぁ、あさってからなら朝ちゃんと起きて勤務できますか？」

「大丈夫です・・・」

（おーい！起きてちゃんと聞いてるかーぃ）



その会社さんは朝が８時からと、ちょっと早めなんです・・・。

寝坊の心配をする４１才って、なんと頼りない・・・。
仕事の時はちゃんとしようよ。

しかも、初日は同行してスタッフさんと一緒に挨拶するので、

私も早起きなんですからね！

頼むで！ちゃんと起きて来てやー





そりゃぁ、わかりますよ


わかりますけど・・・


し、仕事なんだし・・・　ブツブツ・・






ブツブツ言わない！

休憩

お昼間、営業の合間に喫茶店に入った。
（そうさ！サボっていたのさ・・・）

中に入ると、お客さんが誰もいない、とっても落ち着けるお店でした

何か声が聞こえる・・・と思ったらテレビがついていた。


何気に見ていると、昼のメロドラマらしき番組だった。


私が見たとき、女性が椅子に縛られていて、

悪そうな女と、縛られている女性の恋人らしき男性が言い合っているシーンだった。




その悪そうな女は、椅子に縛られた女性に向かって火を放った。

彼女はあっという間に火に囲まれる


「助けてー」

彼氏に向かって叫ぶ彼女。


すると勇敢にも火の中に飛び込み、彼女のもとに駆け寄る彼氏。

そんな彼氏に向かって

「早く逃げて」と言う彼女。



（助けろって言ぅたやんけ）・・・と思う私。




貸しきり状態の喫茶店で、テレビに向かって思わぬ突っ込みを強いられた、

なんとも平和な瞬間でした。












あなた達も結構 ドライ ね






最初っから「逃げて！」でいいやん！　　　　　　　　ほんまや！

負けるな！

「人がなかなか決まらんで、困っとんねん。
誰か紹介してくれへんかなぁ・・・」


と、新規のお客さんで社長さん自ら依頼があった。

すぐさまご挨拶へ伺い、詳細を聞いて、仕事場を見せてもらった。

家内工業の製造業さんで、職場は暑く、多少汚れる仕事だった。

若くて元気な男の子を希望されていたのだが、

今の若い子は、忍耐のいる（暑さに耐える、汚れを我慢する）仕事だと

説明しただけで、応募してくれない現状です


（あぁ・・・そらなかなか決まらへんやろなぁ・・・）

と思いながら、登録スタッフをあたりはじめた。


と

思ったら、なんと応募してくれる子がいた

２２才♂スタッフ君だ。偉いぞ！


早速紹介！

職場見学に行かせてもらい、最終本人の意思を確認しようとした時、

社長さんが一言・・・

「君みたいな若い子に、ホンマにうちみたいな仕事が勤まるか？

どうせ１日でケツ割るんちゃうか～！」


　ちょっと・・・


何、やる気なくなる事、言っちゃってくれてんのさ・・・


なかなか人が決まらなかったんでしょ！


んで、


せっかく応募者がいたんでしょ！


なのに・・・



ケツ・・・


どうせ、ケツ・・・



ケ、ケツ割るって！！

（最初から割れとるわい！とか下品で古臭い突っ込みはしませんからね！）


あぁ・・・これで２２才♂君も怒って辞退だろうな・・・とあきらめた。


しかーし！


なんと２２才♂君は勇敢にも　「出来ます」　とちょっと意地もあったのか、
元気に答えてくれた。


偉い！君は偉い！


最近の若い子には無いヤル気を感じて感動したスバラシイ・・・


頑張れ２２才♂君！社長さんの挑発に負けるなー！









寝ながら応援！さすが王様




見返してやるのぢゃ！

友情物語～終焉

ちょっと！
あんたまでそこで何してんのさ

何とかしてくろ様を別の場所にお連れするのが、あんたの役目でしょーが！







なんですと！

ま、まさかこれから一緒にそこに居座るつもり・・？

　裏切りものー！




・・・

プッ・・・







　そんな・・・

・・・でも男だね




　
もうすっかりイメージ回復したね！

友情物語～芽生え

　
　続く・・・

感激も束の間・・・

あらっ





くろ様・・・


やっとわかって下さったのね

ありがとう！　ありがとう！


あり・・・












えぇー・・・っ

マウスが・・・

く、くろ様・・・あなたのしっぽって、確かホコリだらけ・・・

微妙なところに毛やらホコリやらが入ってまうやーん


・・・返して下さい！


そして、出来れば左側へお願いします