ビッグサイトの東京国際ブックフェア初日をのぞいてきました。去年は東京駅からバスが超混んでいましたから、今年は門前仲町スタートの都営バス19番を利用したところ大成功。往復共に車内一番前の一段高い席にゆっくり座ってまるで子どものように湾岸風景を楽しんでの行き帰りでした。
ブックフェアといっても、「電子出版EXPO」、「コンテンツ制作・配信ソリューション展」の2つが同じ1F会場で開催されているし、2Fは「クリエイターEXPO東京」、「プロダクションEXPO東京」、「キャラクター&ブランドライセンス展」の3つがひしめきあっているし、とてもとても全会場見てまわるわけにはいきません。
そこで、いきおいいちばん興味のある1F会場をこまめに見てまわったのですが、正直、紙の本が並んでいる個別書店のブースでは「これぞブックフェア」とゆったり気分になるのですが、web入稿だ、ソフトプルーフだとデジタルな電子書籍づくりの展示やセミナーは、見たり、聞いたりしていると気分が重くなるのですからわれながら始末に負えません。
デジタル、デジタルで半年暮らしゃ、デカンショ節の替え歌でも歌いたい気分でしたが、年ごとにフェアの中身が電子書籍に傾いていくのは必然なのでしょうか。 私がいちばん、ゆっくり見たのはDNPのブースとモリサワのブースでした。しかし、大好きな「秀英書体」もディスプレ上でフォントの美しさをチェックするのですから、紙の上での活字見本帳がちょっぴり懐かしいように思ってしまいました、
懐かしいといえば、今年はマレーシアがテーマ国でしたが、マレーシアの絵本やグッズが意外に楽しかった気がしました。