活版印刷紀行

いまはほとんど姿を消した「活版印刷」ゆかりの地をゆっくり探訪したり、印刷がらみの話題を提供します。

神田川大曲塾 秋の研修は掛川から

2011-11-14 11:54:11 | 活版印刷のふるさと紀行
 ここは静岡県掛川市下俣、新幹線の掛川駅からタクシーなら5分のところ。
浜松に向かう新幹線の左側の車窓から目を凝らせば見えるようなところに建つ
資生堂のアートハウスと企業資料館見学が わが神田川大曲塾の秋季研修の
スタートでした。

 どやどや私語しながら車を降りた塾員を迎えてくれたのはアートハウス右手の
イタリアの具象彫刻家ベリクレ・ファツィーニの「後脚で立つ馬」と題された
力強い馬の彫刻で思わずその場に釘づけになりました。

 それにしても都心の文化施設では想像もつかない、青い空と芝生と植栽に囲まれ
大きな彫刻を配した広い敷地に「資生堂アートハウス」と「資生堂企業資料館」
の贅沢さには驚かされました。芝生の前の散策道で、これで隣を走る新幹線の音さ
え耳に入らなければと思ってしまいました。

 資生堂といいますと、私たちはつい、化粧品を思いうかべてしまいますが、明治
21年(1888)に日本最初の練り歯磨き「福原衛生歯磨石鹸」を発売した薬局
だったそうで明治30年かあ化粧品を手がけるようになったと聞きました。
 高等化粧水「オイデルミン」がそれで、なんと今でも販売されているといいます
からロングセラーもロングセラー、114年ですか。

 その歯磨きの前は明治5年(1872)に東京銀座で福原有信が創業した西洋式の
調剤薬局でした。銀座の大火、煉瓦街、新橋~横浜の鉄道開通のあの時代です。

 大曲塾としてはこのように明治の初めから今日にいたるまで、日本の文化をつくり、
支えて来た資生堂の企業文化や印刷文化とのかかわりを勉強できればと思っての
見学行になった次第です。



 


 

  
コメント
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