7月の山羊句
「青鬼灯」(あおほおずき)、「青蘆」(あおあし)、青がつく季語は、たいてい夏である。山本健吉『基本季語五〇〇選』では「青麦」だけが春。「茉莉花」(まつりか)、「夏茱萸」(なつぐみ)...
ゆらぐかけらShakenFragments(27)ノスタルジア
ノスタルジアのゆらぐかけらが薔薇窓で 水のしぐさ、なにか言いたげなインゲン 日陰がひたむきな序...
詩育日誌07.31山羊プール
ラーメン屋に入ったら個展してたニューヨークから来たひげの男が半裸でちぢれ麺を旅するというコンセプトが鶏ガラスープに浮いている海のうえでも美ははてしなく頑なで生活はひたすら...
つらなりのほつれ fray of sequence(29)ヴェネチアが事実を脱いで④
機械仕掛の悪意が空を飛んでテクストなんか紡いでるやけに海が、恋しい。 恐るべき運命の...
詩育日誌07.29ななめが、踊って。
ななめに雨がふってきた きょうは、命日だから……の先のほうで蛍が飛ぶ 草、食べる。これが、仕事。ウシたちはやるべきことを知っ...
詩育日誌07.27好きの、囀り。
森に降る冷たい雨とっても好きだったしいまも好きおせっかいではやとちり甘すぎるカレーと苦...
つらなりのほつれ fray of sequence(28)ヴェネチアが事実を脱いで③
どげんすんねん、近未来迷惑。 遠近法のドアを開けると。 近未来を汚したイカの口を首か...
南フランス田舎紀行(20)トルバドゥールの村
ミラヴァル‐カバルデ Miraval-Cabardèsはオクシタニ地方オード県の山間にある小さな村である。 住人は46人(2019年)しかいない。村の家々は...
ゆらぐかけらShakenFragments(26)暮れなずむ
暮れなずむゆらぐかけらが焼き茄子もういちど深い海の色で日暮れてほしい 好きにしていい...
詩育日誌07.24ヤギの雲
穴に落ちた骨を売っている市場があったこの夢ありますか?え、なんのこと。肉屋のそばで他...