ノスタルジアのゆらぐかけらが薔薇窓で 水のしぐさ、なにか言いたげなインゲン 日陰がひたむきな序論を肯定しようとする 水面でおそまつな回顧が横溢しようとする 幻影のなかにうつむく二人称を忘れてきた 視界がモノクロ、母や従妹が振り返るとき