詩育日誌02.01おいそれ
コップをひとつ棚に置くそのための時間を倍にした一つずつよく洗ってからふきんで拭いたま...
ゆらぐかけらShakenFragments⑯尾
尾のゆらぐかけらがひらひら白い馬が雪のなかを走っている 何頭いるかわからないたてがみ...
詩育日誌01.30はがゆい
夜中に起きた竹富島の神話を読んでいた脛からしたの脚がかゆいおおもり皮膚科にいった受付...
詩育日誌01.29当たりは聖者の行進でくる
のどが渇いた水が飲みたい当たりは聖者の行進でくる自動販売機があるナギモカで現代アート見た雪が解けかけた道で財布ひろった黒い皮の札がはみ出てるなかみは見ないで交番にもってい...
詩育日誌01.28青いイルカの夢㉔ゾウに会う
休むイルカのなかに流れがあるそれはいつか海にたどりつく水の神話のなかではインダスの川...
詩育日誌01.27セロニアス
どうにもならないことばかり言わない発語とか発情とかモンクの低音で「の」が谷底からかたむいて這いあがってくるどねんしても、かなわん。か、?疑問符をたどりやりすぎたどこかにある空へ...
詩育日誌01.26いま世界はうなだれている㉚ハレバレ
底冷えをヤギが頭突きして抱きしめていた過去からこわい中身があふれてきた (バルバラの詩にあった、あんひとのために死ねれるかあ? それを行詰め消えそうな山の雪にいつまでも夕陽...
詩育日誌01.25一大事
窓をあける、あっ、雪。いちめん真っ白ヤギだいじょうぶかなー、っと扉をあけるけっこう、...
ゆらぐかけらShakenFragments⑮水
水のゆらぐかけらがぽとぽと球体が引きのばされている ユリは雨のしずくをなめらかに伝わ...
詩育日誌01.23レンガに教わった
無駄にしてきたいのちをええくれえに調節する振り子の原理で変換するただいまお得なお値段...