馬屋記ーヤギとクリの詩育日誌

詩育日誌01.26いま世界はうなだれている㉚ハレバレ

底冷えを
ヤギが頭突きして
抱きしめていた過去から
こわい中身があふれてきた

(バルバラの詩にあった、あんひとのために死ねれるかあ?

それを行詰め
消えそうな山の雪に
いつまでも夕陽を見ている
もうすぐ「終」がバラバラ

(死ねれん?なのにえらそうなこと言わんといて

雪が消えた
夕陽も消えた
自分のことより他人のこと、んっ?
 
(んっじゃ消えっか、はっかはっかすんなあ。
 
もうすでにバレバレ
あとにのこる語感に
こじんまり
欲をすべて捨ておいて

(そがなことすら、死ぬるぞ。

残念を
言語でまげた
おもいっきりハレバレの冷たい空気
よくゆれる金属に
水面がつきあって

(つづく)


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