底冷えを
ヤギが頭突きして
抱きしめていた過去から
こわい中身があふれてきた
(バルバラの詩にあった、あんひとのために死ねれるかあ?
それを行詰め
消えそうな山の雪に
いつまでも夕陽を見ている
もうすぐ「終」がバラバラ
(死ねれん?なのにえらそうなこと言わんといて
雪が消えた
夕陽も消えた
自分のことより他人のこと、んっ?
(んっじゃ消えっか、はっかはっかすんなあ。
もうすでにバレバレ
あとにのこる語感に
こじんまり
欲をすべて捨ておいて
あとにのこる語感に
こじんまり
欲をすべて捨ておいて
(そがなことすら、死ぬるぞ。
残念を
言語でまげた
おもいっきりハレバレの冷たい空気
よくゆれる金属に
水面がつきあって
(つづく)