今年も松の芽摘みをした。芽掻きともいう。
表の庭に松が2本ある。
ここに来て5年目。最初はぼうぼうだったが、だいぶ枝ぶりが見えてきた。
松の剪定は、春と秋、毎年2回行う。
春は芽摘みと、茂りすぎの葉むしり。
松の芽摘みは、3月中頃から伸びてきた3つ(またはそれ以上)の新芽のうち、一番長い芽を指でポキっと根元から折り取る。
上の写真は、わかりやすい。3つの芽のうち、真ん中の長い芽を摘み取ると、下の写真のようになる。
短い芽を2つだけ残す。
これが夏に向けて葉を開いていく。秋には、2つの枝になって葉が茂るので、今残している去年の葉をむしり取る。
背のひくい腰折れ松は、足場をつくる必要がないのでじっくり丁寧にできる。
上の写真 before、下の写真が芽摘み後の after。
もう一本の背の高い松は、はしごで足場をつくって芽摘みするが、高いところや手の届きにくいところは、片手でやるので、注意を怠ると、残すべき芽まで掻いでしまう。before & after は下のとおり。
3段造りの、一番下の枝。
一番右端の長い芽は、全体のバランスを考えて、あえて残している。もう少しこの枝を伸ばしたいのだ。
この松全体の before & after は次のとおり。
2本の松の剪定に、一日約2時間くらいゆっくりやって、5日かかった。
プロにはおよばないが、だいぶ慣れてきた。