今日も栗拾いに来た。ヤギたちは必ずついてくる。うれしいを全身で表現する。
毬が痛いので長靴で踏んで割る。スニーカーは止めといたほうがいい。すぐにぼろぼろになる。
ひとが栗を拾おうとすると、待ってましたとヤギが口を出す。競争だ。
ヤギたちが落ちた栗を食べようとしているのだが、毬が痛いのでとっても苦労している。
それでもヤツらは暇なので、けっこう食べているかもしれない。とくにカタロウ、夕方になると腹がぽっこり膨らんでいる。
どうしても食べたいという執念で顔がゆがんでる。
ヤギと栗には縁があったとしか思えない。お祭りや縁日の屋台で焼き栗を売るのが夢だ。
焼き栗の屋台で夢が香ばしい