月を見る人光をやどす最終形を見あげている上弦だずっと自分だけいない砂漠を見ている横たわる顔が重たくなって 顔を持つ人両手で支えている横顔が三日月になってずれる尖ってきたあごが刃物重荷を切る 山を歩く人ガラス瓶のカラダのうえに頭をのせて顔がストライプの蝉になって鳴いている右肩をうしなっている どの人も目がみどり異次元からやってきた鎧の使者残酷な芽が目から吹きでているもうじゅう狩りに行こーよ!