愛しているがとまらない
いまは
そんな危ないところに行くのは
やめてほしい。
はっきり
言えるようになったけど
雨の
トーキョーでは
好きなところでゆっくり座って休める椅子がない
地下鉄の
出口をたいていまちがって
好きなことの
南北を見うしなうから
歩きつづけて
やがて好きなひとへのおもいを迷子になる
けれど、愛すべき国？
ここがそうなのか
ともに生きる
それよりもたいせつなものが
どこにあるのか
はっきり
言えるようになるために
遠くで起こっていることを体がかってに感じている
なにかを愛する
そのことが
わからない
愛が座るための椅子がない
