馬屋記ーヤギとクリの詩育日誌

詩育日誌01.13足跡を跳ねて

そのひとの足跡を
なぞるように
ハイヒールの記憶が歩いている
ウシは革靴だ
履き心地、さいあく。
恋人どうしのつもりだが
ふたりの足跡は
並木歩道で
前脚と後脚になって別れている
なんで、こうなる
んだよぉー。とつぶやいて
ベンチから
革靴がかってに歩いていく
ハイヒールのかわりに
前脚が落ちている
それでもなにもないより
ましじゃねえ。
寒さが声のなかにじわじわ
しみこんでくるけど
唄をうたってみる
踊ってみる
後脚で思いっきり跳ねて


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