馬屋記ーヤギとクリの詩育日誌

詩育日誌01.12青いイルカの夢㉑たんたんと

ちょっと、待ってよ。
になっている
そのひとが組んだ足を
反映して
背ビレの色が落ちた
そこだけ日焼けしていたのだ
海底には
胸ビレも落ちている
それが怖い
と言いながら
フレディが復活したというニュースを聞き
そのひとを追いかけた
尾ビレがかってに泳いで
じみな冬の
あなたカツオさんだったっけ?
とうとつでさびしい
"ケルトの恋人たち”
古い伝説をメロディーにして
うたっていた
口笛だったかもしれない
しみじみが重たくせまってくる
白い海に降る雪
よく見えないけど
虹がでた
虹を追いかけた
背ビレの色になって
イルカのなかを降りつづける雪
たんたんと
今も追いかけている


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