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弘前読書人倶楽部

弘前読書人倶楽部のオフィシャルBlogです。
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新刊案内 「パパラギ」

2014年01月22日 | インポート
 会員 k様よりの寄贈書

 「パパラギ」 はじめて文明を見た南海の酋長ツイアビの演説集  岡崎 照男 訳


 
 パパラギとは
 白人のこと 見知らぬ人のこと
 でも 言葉どおりに訳せば
 天を破って現われたひと
 はじめてサモアに来た白人の宣教師が
 白い帆船に乗っていた
 遠くに浮かぶ白い帆船を見て
 島の人たちは それを天の穴だと思った
 白人が その穴を通って彼らのところへやって来た
    白人は天を破って現われた



 熱せば ヤシは葉も実も落とす
 パパラビの生き方は
 未熟なヤシが 葉も実もしっかり
 かかえているようなもの
 「それはおれのだ!
 持っていっちゃいけない
 食べちゃいけな!」
 それじゃどうして 新しい実がなる?
 ヤシのきのほうが
 パパラギよりも ぞっとかしこい

孫二人

2014年01月21日 | インポート
 16日二人の孫が生まれた。二卵性双生児で男の子と、女の子で、勿論のこと可愛い。二か月も前から入院し、心配したが無事生まれてきてくれた。何よりである。泣くのも、おむつ交換も二人一緒。お父さんも大忙しだ。これからが大変だ。これからはお手伝いと、孫に会う為、新潟通いが多くなることだろう。
 
 それにしても、一段落して弘前に帰ってきたら、車は雪だるまのようになり、図書館の前はまっ白い雪が駐車場の半分を占めていた。まだまだ雪はこれからもっともっと降るだろう。新潟市のように、降っても積もらない冬が恨めしい。

八重子の桜

2014年01月14日 | インポート
 弘前読書人倶楽部で、第6回目となる、ブック、トークが12日開催された。講師は、Kさん。弘前生まれ、弘前在住の、若手女流作家だ。2012年には「八重子の桜」という小説で、颯爽と文壇デビューをされた。


八重子の桜


著者 : K

象の森書房

発売日 : 2012-04


 とにかく若い。在る先輩から僕に紹介された時は、、「今泉さんの半世紀後輩だよ」と教えられた。
 僕は、一瞬、それが彼女の歳年だと、と思った。でも、よく考えてみれば、僕の半世紀下だと、まだ、10歳未満と言うことになる。
 そういうことも交えて、本人にズバリ歳を聞いてみた。女性の年齢を、ここであからさまにする訳にもいかないが、まぁ、四半世紀下とでも、言っておこうか。だとしても、若い。
 それにしても今日は、随分とたくさんの人が参加してくれた。今冬一番の寒波が到来し、雪が降りしきる中にも拘わらずだ。それだけ、作家としての彼女が、注目を浴びているからだろうと思う。
 講話自体は、本の話というよりも、彼女のこれまでの生い立ちが主であった。子どもの頃、漫画を書くことが好きだったこと。親に認めてもらいたくて漫画を捨て勉強に励んだこと。浪人をしてまで志望校に挑んだこと。大学卒業後、決められた道を歩むのに疑問を感じ、イギリスへ旅をしたこと。そして恋人に暴力をふるわれた辛い体験・・・。
 だけど、話を聞いて感心したのは、どの体験も、すべて自分にとって良かった、と言い切ったことだ。愚痴とか恨みつらみ、後悔などは感じられない。苦しいこと、辛いこと、悲しいことまで、自分の人生の一部として受け入れている。これは、出来そうで、簡単にはできないことだと思う。
 そんな中で生まれたのが、冒頭に紹介した「八重子の桜」だ。NHKの大河小説のタイトルに酷似しているが、発表されたのは彼女の小説の方が、1年も早い。勿論、内容も全く関係がない。
 トークの後は、お決まりの懇親会。講師を囲んで、参加者が銘々、グラスを交わしながら話に花を咲かせる。
 その中で、次回のブックトークの講師も決まった。川柳家として活躍中の高瀬霜石さんだ。最初は固辞されていたのだが、酒の力はおそろしい。
 日時は2月23日、午後4時から。来月もまた楽しみだ。
 
 

笑顔

2014年01月10日 | インポート
 倶楽部代表が、嬉しそうに一冊の雑誌 「るるぶ情報版」 をみせてくれた。開いてみると懐かしく可愛い顔があった。開設当時、色々お世話にしてくれた代表の御嬢さんだ。当時もふっくらと愛らしい娘だったが、今でもそれは変わりない。
 思えばあの若さで母親を亡くし、本当にかわいそうだった。でもそれにもめげず、夢を求めて又東京へと巣立って行った。きっと頑張っているんだろう。何もできないけど、エールだけは贈りたい。

 「そのままの貴女で良いからね 」  と。