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【登山】甲武信ヶ岳〜1日目〜

2020年05月30日 | 登山
5月30日(土)

先週の大菩薩嶺に続いて今週末も山へ行く。「週末は山に居ます」的な?
ただ、前夜に思い立ったのでどの山かは決まっておらず、とりあえずテン泊の準備だけして家を出た。
新宿のホームから甲武信小屋に電話したらテン場空いてるってことなので今夜の宿と共にコース決定!甲武信ヶ岳と奥秩父縦走だ。

緊急事態宣言解除されたからだろう、高尾からの中央線は先週とは全然違って人が増えた。


塩山駅に着くとたつと同じくステイホームできない登山客がバス停で待っていた。8:30始発のバスで西沢渓谷ゆきだ。


9:30西沢渓谷。周りには何もない。トイレさえない。のどかやな。


雁坂峠経由、奥秩父縦走路から甲武信ヶ岳に行こうとしたけど天気予報によると夕方から怪しかったので最短コースの徳ちゃん新道に変更。
気持ちのいい西沢渓谷を歩いて登山口に向かう。


09:55 西沢山荘がある登山口からスタート


気持ちいい新緑の林の中を歩く。
ひんやりした空気が肺の中を洗浄してくれるようだ。新型コロナウィルスは居ないと信じる。


たまに稜線に出ると日光がとてつもなく暑く感じる。梅雨前やもんね。


11:15新道分岐(1:20 コースタイム2:20)


今回初めてテン泊に使用したザック山と道「three 」。背中がめちゃくちゃ暑い。2倍は汗かいてる気がする。だけど軽くて使いやすいんやよなぁ。背中のパッドだけ変えるか?



この新道、めちゃくちゃ荒れてます。淡々と道を歩くことはできず、段差の少ないコースを探しながら歩くことになる。
竜巻が通ったように倒木が凄い。癒しはない。あるのは汗だけだ。


急に開けた場所。あそこに見える池はなんやろう?ダムかな?
ここでコーヒーとバナナバウムタイムにしたいけど、生憎バナナバウムのストックが切れてたんだな。


12:45稜線に出た。(1:30 コースタイム2:00)


甲武信小屋までの間に木賊山(とくさやま)がある。雪がしっかり残ってます。


ひっそり感。。


近くに百名山があるからここを目的に来る人は居ないやろうな。読み方も分からん木賊山。見向きもされない山頂に同情する。


13:00甲武信小屋(0:15 コースタイム0:20)
1日目全3:05 コースタイム全4:40(コースタイム比0.66)


受付は14時かららしく先にテント張らせてもらう。
一人先客いたけど絶好の場所を確保。
霧が出てきた。早く張ってしまおう。


風もないしめちゃくちゃ楽に張れた。
因みに手前の便利そうなテーブルは一切使ってない。
テント張った直後から雨降ってきたのよ。ギリギリセーフ!
ちなみにセーフとかホームランとか野球用語を使ってしまうのは昭和生まれの証だそうだ。


「間に合って良かった〜」って雨の中テントで安堵してたら雷さまがスゲー雷鳴轟かせて、色んな袋が縮み上がった。バリバリバリっ!って音でテント破れそう。

何はともあれ温かいもの欲しくなり、テントの中でも安心安全なジェットボイルでお湯沸かす。


あれ?この味噌汁なかなか溶けねーなって思ってたら、
シジミ貝殻付き。
登山でリアリティ要らねーよ。ゴミ増えるし。まぁ美味かったけどね。


14時になったから小屋前の屋外テーブルで受付する。
小屋の中に入るならマスク必要だ。


中に入ると靴を脱がずにストーブの前に行ける土間がある。
どデカく鎮座する黄色いタンクは謎。中身焼酎ならすげ〜んやけど。


冷やさないよ〜。常温主義いいね。
山小屋の飲料代は歩荷コストが支配的だからビールもお茶も大差ない。


奥にも部屋があるようだ。


とりあえず飲むか。
テント周囲で必ず出る思想だ。意外とテントが増えてることに気づく。


冷たい雨の中、頭濡らしてテント張る外国人風の日本語話せない人。


雨降って寒いけどシュラフの中に入れば大丈夫。ホットウィスキーの効果大

17時、頼んでおいた夕食を頂きに小屋に入る。


窓から景色が見える感じのいい席だ。


甲武信小屋のカレーは美味いとネットに載ってたので1500円する高級カレーやけど小屋の応援の意味も込めて食べてみた。
小洒落たカレー屋な味ではなく、ごく普通の市販品の味やけど丁寧に煮込まれた味で、とっても美味いのは確かだ。具が多いのが嬉しい。


たつの腹を見て思ったのか、頼んでもいないのに大盛りにしてくれたから完食後動けないでいると晴れてきたので山頂に向かうことにした。


さっき降ってたのは雨だけじゃなくヒョウもあったので積もってるところもあった


あっという間に甲武信ヶ岳山頂に到着。

この柱見て気づいたんやけど甲武信ヶ岳って
斐の玄の」じゃない? 


「その者、蒼き衣を纏いて金色の野に降りたつべし」 ナウシカより


自己顕示欲のカタマリ


神々しい光が雲の間から差す。


急に空が明るくなったので、遠くを見るシリーズ


体育座りにしてみる。


最後に夕日。 これ全部一人でタイマー使って撮ってるのよ。ダセー奴。


自己満撮影会が終わり帰りに活き活きした葉っぱに目が止まる。


ひぐらしを聴きながら暗くなるまでテントからの景色をボ〜ッと観るだけの時間。


さっきの外国人風の男が「ツキがハンブンでキレイネ」って言ってるのが耳に入ったので頭を出してみると本当にキレイでした。


完全に闇に包まれたので照明をつける。テント泊用に買ったライトやけどデカくて重い。。
さらに明るすぎ。弱くしてもこれ。


ほら、一際明るくて目立つ(困) 
虫を大量に集めてしまうやん。


この日は本読みながらホットウィスキーで過ごすんやけど
20時過ぎてもすぐ近くのテントの中では落ち武者みたいなオッサン2人が語り合ってる。
下界の飲み屋なら普通の音量なんやけど、ここは静寂な山の中。
でもさ、多分自粛疲れからの開放登山で話したくて仕方ないんやろね。
大目にみてあげよう。願わくば誰か注意して揉めてほしい。(笑)

そうこうしてる内にいつの間にか寝てしまってたけど、
「うぃあああああああああおぅぃぃぃぃぃ」
って隣のテントで奇声を発するオッサンがいて動物的に危険を感じて起きた。
その後も定期的に奇声を発する隣オッサン。その度にビクっって目が覚める。
慣れないよ。。毎回奇声のセリフが違うんやもん。

雷雨にヒョウに大盛りカレー、語る落ち武者、奇声オッサンと山は色々あるね。
2日目につづく。。







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