蕩減の真の意味

「償い」ではなく「赦し」

聖書に見る「蕩減」と「蕩減条件(体恤)」

2024年02月14日 | 資料

マタイによる福音書(日・韓・英) 第18章 21-35節
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そのとき、ペテロがイエスのもとにきて言った、「主よ、兄弟がわたしに対して罪を犯した場合、幾たびゆるさねばなりませんか。七たびまでですか」。
그 때에 베드로가 나아와 가로되 주여 형제가 내게 죄를 범하면 몇번이나 용서하여 주리이까 일곱번까지 하오리이까
Then Peter came and said to him, "Lord, how often shall my brother sin against me, and I forgive him? Until seven times?"

イエスは彼に言われた、「わたしは七たびまでとは言わない。七たびを七十倍するまでにしなさい。
예수께서 가라사대 네게 이르노니 일곱번 뿐 아니라 일흔번씩 일곱번이라도 할지니라
Jesus said to him, "I don't tell you until seven times, but, until seventy times seven.

それだから、天国は王が僕たちと決算をするようなものだ。
이러므로 천국은 그 종들과 회계하려 하던 어떤 임금과 같으니
Therefore the Kingdom of Heaven is like a certain king, who wanted to reconcile accounts with his servants.

決算が始まると、一万タラントの負債のある者が、王のところに連れられてきた。
회계할 때에 일만 달란트 빚진 자 하나를 데려오매
When he had begun to reconcile, one was brought to him who owed him ten thousand talents.

しかし、返せなかったので、主人は、その人自身とその妻子と持ち物全部とを売って返すように命じた。
갚을 것이 없는지라 주인이 명하여 그 몸과 처와 자식들과 모든 소유를 다 팔아 갚게 하라 한대
But because he couldn't pay, his lord commanded him to be sold, with his wife, his children, and all that he had, and payment to be made.

そこで、この僕はひれ伏して哀願した、『どうぞお待ちください。全部お返しいたしますから』。
그 종이 엎드리어 절하며 가로되 내게 참으소서 다 갚으리이다 하거늘
The servant therefore fell down and kneeled before him, saying, 'Lord, have patience with me, and I will repay you all!'

僕の主人はあわれに思って、彼をゆるし、その負債を免じてやった。
그 종의 주인이 불쌍 여겨 놓아 보내며 그 빚을 탕감(蕩減)하여 주었더니
The lord of that servant, being moved with compassion(体恤), released him, and forgave(蕩減) him the debt.

その僕が出て行くと、百デナリを貸しているひとりの仲間に出会い、彼をつかまえ、首をしめて『借金を返せ』と言った。
그 종이 나가서 제게 백 데나리온 빚진 동관 하나를 만나 붙들어 목을 잡고 가로되 빚을 갚으라 하매
"But that servant went out, and found one of his fellow servants, who owed him one hundred denarii, and he grabbed him, and took him by the throat, saying, 'Pay me what you owe!'

そこでこの仲間はひれ伏し、『どうか待ってくれ。返すから』と言って頼んだ。
그 동관이 엎드리어 간구하여 가로되 나를 참아 주소서 갚으리이다 하되
"So his fellow servant fell down at his feet and begged him, saying, 'Have patience with me, and I will repay you!'

しかし承知せずに、その人をひっぱって行って、借金を返すまで獄に入れた。
허락하지 아니하고 이에 가서 저가 빚을 갚도록 옥에 가두거늘
He would not, but went and cast him into prison, until he should pay back that which was due.

その人の仲間たちは、この様子を見て、非常に心をいため、行ってそのことをのこらず主人に話した。
그 동관들이 그것을 보고 심히 민망하여 주인에게 가서 그 일을 다 고하니
So when his fellow servants saw what was done, they were exceedingly sorry, and came and told to their lord all that was done.

そこでこの主人は彼を呼びつけて言った、『悪い僕、わたしに願ったからこそ、あの負債を全部ゆるしてやったのだ。
이에 주인이 저를 불러다가 말하되 악한 종아 네가 빌기에 내가 네 빚을 전부 탕감(蕩減)하여 주었거늘
Then his lord called him in, and said to him, 'You wicked servant! I forgave(蕩減) you all that debt, because you begged me.

わたしがあわれんでやったように、あの仲間をあわれんでやるべきではなかったか』。
내가 너를 불쌍히(体恤) 여김과 같이 너도 네 동관을 불쌍히(体恤) 여김이 마땅치 아니하냐 하고
Shouldn't you also have had mercy(体恤) on your fellow servant, even as I had mercy(体恤) on you?'

そして主人は立腹して、負債全部を返してしまうまで、彼を獄吏に引きわたした。
주인이 노하여 그 빚을 다 갚도록 저를 옥졸들에게 붙이니라
His lord was angry, and delivered him to the tormentors, until he should pay all that was due to him.

あなたがためいめいも、もし心から兄弟をゆるさないならば、わたしの天の父もまたあなたがたに対して、そのようになさるであろう」。
너희가 각각 중심으로 형제를 용서하지 아니하면 내 천부께서도 너희에게 이와 같이 하시리라
So my heavenly Father will also do to you, if you don't each forgive your brother from your hearts for his misdeeds."
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聖書上で「蕩減」は、人の負債(罪)を赦すこと。
「蕩減条件」は、自分がされたように「人を赦すこと」、
「あわれむこと(体恤・compassion)」

文鮮明師が強調されつづけた「蕩減」「体恤」は、そもそも聖書から来たものです。
キリスト教が説く「罪のゆるし」「負債のゆるし」を韓国語聖書では「蕩減」と訳しております。
またキリストの愛の証し「compassion(「共に受難」が原義)」を韓国語聖書で「体恤」と訳しております。

上記、マタイ18/21~35の部分はキリスト教会で、
「仲間を赦さない僕の例え」として有名で、頻繁に説教テーマになるものです。

この解釈が教派によって異なります。唯一統一教会だけが、
「赦しには条件がある」(蕩減条件)ということを説いたのです。

そしてその条件とは、聖書には明確に「体恤(compassion)」と書いてあるのです。「体恤」とは「苦難を共にすること」です。

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もう一つ「受肉」という重要な用語も間違って使っております。
受肉」=神が人の体を着てキリストとなられたこと
キリスト教の出発点の解釈から間違っていては…

受肉」「蕩減」「体恤」…このキリスト教に於ける「いろは」にあたる言葉を全く間違って使い続けて未だ改めようとしない統一教会。
「世界のキリスト教を統一しようという意思はない」と判断せざるを得ないです。

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