元気をもらいました!

2009-05-19 14:45:59 | Weblog
先程、ちょっと浅草まで行って来ました。
うちの女房の実家が浅草にあり竹ノ塚から道路がすいていれば車で20分の距離です。
商売繁盛の熊手で有名な浅草酉の市御本社、鷲神社の敷地内に実家があります。
おやじさんは浅草生まれ浅草育ち、仕事は江戸時代からの伝統芸でもある『はたき職人』で現在87才になりますが今だ現役です。はたき屋で屋号を持っているところも今では日本で一軒になってしまったそうです。はたき職人の『はたき』とは昔から仏壇などのほこりを落とすために使われている鳥の羽で作られた、そう、これです。




オーストリッチの「はたき」はちょっと贅沢ですね。

その羽を一枚ずつ竹の棒に巻き付けて行く仕事は地味な仕事ではありますが、芸術的な職人芸でもあります。今でも使われているのですかね~車の長いはたきもそうです。テレビ局や百貨店などから取材や伝統芸のイベントなどにも良く声がかかるのですが、『俺は見せもんじゃね~』と一切それらを受けた事がない程の頑固ぶりです。今日浅草に行ったのは、20年来おやじさんが使っていた竹の棒にひもを通す穴をあける機械が壊れ、以前は直してくれた工場も今ではつぶれて無くなってしまい困っていたので、私が直してあげて、今日届けたと言う訳です。

一つ面白い話を。
コンサートや歌番組でよく上から白い羽が舞って来るシーンを見た記憶ありませんか?
あれってこのおやじさんとの羽つながりでここからうちの会社を経由して各ステージに流れているのです。
テレビやコンサートで使われる80%くらいはこのルートなんですよ。意外でしょ!

おやじさん、忙しいですか? 

お~忙しくてな~。 

マツモトキヨシって知ってるかい。 

え~。 

あそこの全店舗で使うっていう『はたき』の注文が入って来てよ~。忙しくて休めね~よ~。

えっ!  おやじさん一人でやってるんですか!?

お~、そ~~よ。

ん~~~、凄いパワーだ。

帰りがけに雷門の前を通ってみた。 信号待ちでパチリと1枚いただきました。
先週まで浅草も三社祭でにぎわってましたが、今日の雷門は普段の観光地、浅草の顔でした。




アサヒビールの本部ビル、ビルの形がビールのジョッキーです。
このオブジェ知ってます?  下町では通称、うんこビルと呼ばれてます。 

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