摂食抑制ペプチド ３

食欲抑制ペプチドであるPYYによって
摂食量が30%減ったのにもかかわらず

しかしながら長期的にhは（12週間）
体重減少効果がありませんでした。

食事量が減ったのに、どうして痩せないの？
と、不思議に思われるかもしれませんが
人間の体は非常に複雑に巧妙にできているのです。

摂食抑制ペプチド２

消化管ホルモンの一つ
PYYは
摂食を抑制する作用があります。

このPYYを人体に投与すると
何と、30％も摂食量が減りました。

食欲抑制ペプチド１

胃や腸から分泌される「消化管ホルモン」は
脳などの中枢神経系にも広く分布しています。

最近の研究によると

食事をすると、栄養素が胃や腸に入ります。
そこで消化管ホルモンが分泌され、摂食や胃腸の働きを調節し
体重のコントロールに役立っている

ことがわかってきています。

脂肪の吸収を抑制する薬

食べても痩せるようにするには
消化管からの吸収を抑えれば、結果的にカロリー制限していることになります。

ゼニカルやアライ
のブランド名で世界各国で処方されている薬剤「Orlistat、オリスタット」は
脂肪の吸収を抑制して肥満を治療します。

このお薬で
約60％の人々が体重の５％減、

約30％の人々が体重の10％の減量に成功しています。

脳に作用するお薬ではないので、比較的安全に使用できます。
特殊な検査をせずに処方可能ですので
気になる方は文化村通りクリニックにご予約の上、受診してください。

食べても痩せる

「食べても痩せる」ことは可能です。

その方法としては
１．お薬で、栄養分の吸収を抑える。
２．お薬で、代謝をアップさせる。
３．低カロリーの食物で空腹感を満たす。

ということが一般的です。

芸能、モデル関係の方から

○月○日までに、痩せなければならない、
△kg落とさなければならない。

といったほとんど無理なお願いに
２番の代謝コントロール＋αの治療を行うことはありますが

危険を伴いますので

一般の方には、安全な吸収抑制によるダイエットをお奨めしています。