大東亜戦争緒戦の快進撃は、航空戦力の使い方の革新によるところが大きいらしい。空からの攻撃で戦艦が沈められるなどと、当時だれも思っていなかったそうな。ナチスの場合は、たぶん機甲師団を前面に押し出したのが革新的な戦い方で、それがやはり緒戦の破竹の進撃につながったのだろう(私はこの機甲師団というのを「貴公子団」だと思っていたことがある。恥ずかし)。
そういうことも歴史のひとつの動力なのだから、世界史の節目節目の「革新的戦法」を知りたいものだ。
大東亜戦争の緒戦を大勝に導いた航空戦力の花形は、もちろん零式艦上戦闘機である。零戦が完成したのは、日本の技術者が超超ジュラルミンを開発したおかげらしい。なるほど、「素材」の進歩にも要注目か。そう言えば連合国の方では、化学繊維の開発で世の中を変えていたデュポン社が、第二次大戦の飛行機乗りのためにパラシュートを製造したということだ(NHK「映像の世紀プレミアム第五集」)。そういう観点から、戦史、世界史を通覧したものが見たいものだ。クルップ社の鉄鋼とか、世界を変えたはず。
連合国のパラシュートがデュポンの化学繊維製だったのなら、大日本帝国の「空の神兵」はどんなパラシュートを使ったのだろう(「空の神兵」とは、大東亜戦争緒戦でインドネシアの油田地帯を占領した日本の落下傘部隊)。まさかアメリカからの輸入品ではあるまい。化学繊維を自分たちで製造できていたのか。それとも日本軍のパラシュートは、輸出先がなくなった国内の絹製品だったりしたのか?まさかね。
大日本帝国が東南アジアに進駐したときには、落下傘部隊やら銀輪(=自転車)部隊やらが活躍したわけだが、どれも当時の人々が目を瞠るようなインパクトをもっていたのだろう。「見かけの強烈さ」は侮れない。というより、世の中を動かす。進駐された側の人たちが、そこから何を受け取って、戦後にかけてどうしたのか、というのも知りたいところだ。
そういうことも歴史のひとつの動力なのだから、世界史の節目節目の「革新的戦法」を知りたいものだ。
大東亜戦争の緒戦を大勝に導いた航空戦力の花形は、もちろん零式艦上戦闘機である。零戦が完成したのは、日本の技術者が超超ジュラルミンを開発したおかげらしい。なるほど、「素材」の進歩にも要注目か。そう言えば連合国の方では、化学繊維の開発で世の中を変えていたデュポン社が、第二次大戦の飛行機乗りのためにパラシュートを製造したということだ(NHK「映像の世紀プレミアム第五集」)。そういう観点から、戦史、世界史を通覧したものが見たいものだ。クルップ社の鉄鋼とか、世界を変えたはず。
連合国のパラシュートがデュポンの化学繊維製だったのなら、大日本帝国の「空の神兵」はどんなパラシュートを使ったのだろう(「空の神兵」とは、大東亜戦争緒戦でインドネシアの油田地帯を占領した日本の落下傘部隊)。まさかアメリカからの輸入品ではあるまい。化学繊維を自分たちで製造できていたのか。それとも日本軍のパラシュートは、輸出先がなくなった国内の絹製品だったりしたのか?まさかね。
大日本帝国が東南アジアに進駐したときには、落下傘部隊やら銀輪(=自転車)部隊やらが活躍したわけだが、どれも当時の人々が目を瞠るようなインパクトをもっていたのだろう。「見かけの強烈さ」は侮れない。というより、世の中を動かす。進駐された側の人たちが、そこから何を受け取って、戦後にかけてどうしたのか、というのも知りたいところだ。