瞬刊★差楽部

ジャンルに特筆しない雑記です( ´,_ゝ`)

いせ源@東京都千代田区

2006-06-02 11:37:19 | 其の他

読んでて手前味噌ながら食べに行きたくなりました。
しかし、5月から8月まではあんこう料理屋にも係わらず、あんこう料理は賞味期間ではないとの理由で出していません。
なんて素晴らしい心構え!

*その期間はどじょう、うなぎ、季節の料理になります

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 ■ 復刻版 ■ Vol.6
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2002.02.07

あんこう鍋 神田 いせ源

〒101-0041 東京都千代田区神田須田町1-11-1
tel.03-3251-1229(代)
営業時間;11:30~22:00
定休日;日曜日(5月~8月は土・日・祝日が定休日)
http://www.isegen.com/

風格漂う門構え。
玄関口には草履番がいて靴を管理してくれる。
流石は老舗といったところか。

二階の奥の座敷に通されたが、どの部屋も木曜日なのに一杯である。
8,000円の基本コースを予約してあった。
3品乗ったお通しの後には早くも分厚いあんきもが3切れ出て来る。
油が乗って、濃厚なチーズを思わせるようで本当においしい。

どうでもいい刺身等を経由して、鍋が煮立ってきた。
よく味が通った歯ごたえある「葛きり」と、肉厚で風味がある「椎茸」とまろやかな「豆腐」のことだけでも一遍掛けてしまう位に美味。
出汁は関東風に甘口で、老舗のすき焼屋(某、浅草のすき焼の名店の味付けに近い)のようである。
甘口でもしつこくなく、以外にあっさりと食べられる。

本題の「あんこう」はと言うと、捨てるところがないという言葉通りに、皮の周りから内臓、目玉周りまで、ごった煮に煮られている。
本身が美味いのは当たり前で、色々なところで食する機会もあるので説明する必要がないが、絶品なのは皮に付いたゼラチン質の部分。とろけるような口ざわりと、野趣あふれた川魚のような濃厚な味。
書いててなんだが、筆舌しがたい。
臓物はヒラメの縁側のようでいて、より濃厚。
量も申し分なく、8千円は安いと感じられた。

満腹に近かったのだが、旨みが溶け込んだだし汁を捨てるのは、忍びないためおじやを追加した。
酒をたらふく飲んで、おじやの追加と合わせて一人頭約1万3千円。
とにかく、美味いものが食べたくて、財布に1万5千円ほど入っていたら、すぐ足を向けるのがお利口さんだろう。

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