これから日本橋で接待です。
日本料理屋は、座敷の店が多いので苦手ですが、上司に言ってテーブル席の店にして貰いました。 おっさんってすぐ靴を脱ぎたがるから、テーブル席の店って受けが悪いんですけどねw 元々体が硬くて胡坐をかくのが苦手な上、細身のスーツが多いので大変なんです。
ところで、僕は面倒臭がりなんで、服装も合わせるのが楽じゃないと駄目なんです。スーツの時は靴下は必ず黒だし、ネクタイも黒 . . . 本文を読む
運命というものを信じてはいないので、人生は偶然の積み重ねだと思っている。とはいえ、偶然が偶然を呼んで物事が進むも、結果的に偶然が偶然ではなく必然だったということを知るような事があるのも確かだ。
何気なく立ち寄ったコンビニエンス・ストアで、フリー・ペーパーを手に取った。表紙の鍋の写真が気になったからだ。
家で開いてみると、そのフリー・ペーパーは最終号、つまり廃刊決定の消える前の蝋燭だった。テレビ . . . 本文を読む
『あらしのよるに』シリーズを読み終えた。
読み終えたというよりも読んであげ終えた。
息子と娘が通う幼稚園の図書室にあった本で、カミサンが借りてきたのを途中に間があいたりしながらも、1日1冊を寝る前に読んであげた。
全6冊からならる作品(※)なのだが、大人が引きこまれるストーリーの妙を持っている。
恥ずかしながらつい最近まで知らなかったのだが、かなりの賞を受賞し映画化も決定しているという。
ネ . . . 本文を読む
ラチとライオンっていうハンガリーの絵本がある。
ラチという弱虫の子供のもとに小さな赤いライオンが現れて、勇気を与えるというストーリーだ。
ライオンはラチに色々と精神的、肉体的に強くなる術を教える。
そして、導きの元、その小さなライオンさえも押し負かす強さを手に入れた。
輪に溶け込むことが出来ない自分を馬鹿にしていた友達をも助ける強さ。
小さなライオンは置手紙を残して去っていく。
よその弱虫の . . . 本文を読む
好きな作家を聞かれたら、指を3本折る前に必ずあげるのがレイモンド・チャンドラー。
寡作のうえ、短編を焼き直しした作品がほとんどのため、プロットは少ない。
また、長編についても全体的に短く、途中に省けるようなシチュエーションをはさむことも多い。
その作品は文体に重きを置いたもので、リアリズムを念頭に置いた場面展開及び登場人物、たっぷりとマスタードの効いたセリフに寄るところが大きい、というよりほと . . . 本文を読む