
新川崎駅前から10分あまり、車の通る道なので結構にぎやか。尻手黒川通りとの交差点を渡ってすぐに矢上湯発見!表をぐるっと回ってからのれんをくぐる。松竹錠の下駄箱に靴を入れる。
フロントの旦那さんに湯銭を払って中へ。まだお若そうなのになぜ?
脱衣室。天井の高い立派な銭湯。中央に大きな縁側風の席。そして、浴室入口横に手書きで畳一畳ほどもある貼り紙に廃業告知。設備老朽化が理由とのこと。非常に丁寧な文面で、お客様を大切にしてきた経営者のお気持ちがにじみ出た文章。3/31をもって廃業。昭和42年開業、ちょうど50年ですね、お疲れさまでした。体重計はAsano。浴室への窓は人魚や海草のすりガラスアート。
浴室へ。湯道具はケロリン桶と灰色台形座椅子。島カランは2列、カラン数は右側女湯側から5・6・6・6・6・7。大きな銭湯です。その女湯側カランに座ります、風車モチーフのチップタイル絵。しかし、「桶をタイルにぶつけないでください」と言う注意書の意図は?あの「カッコーン」と言う音がうるさい、とか苦情でも来たのかな?
浴槽は3槽。右側は寝風呂2人分。普通、右側の浴槽って深湯が多いからおそるおそる入ったのですが、浅い寝風呂とは裏をかかれました(爆)。中央の浴槽が素晴らしい。ラジウム石温浴泉と二股カルシウム温泉。2つの温泉設備がある、なんと言う贅沢さ!二股カルシウム温泉はサウナだとよく見かけますね、銭湯ではなかなか贅沢な設備。そして左側は漢方薬湯。いずれも40度前後のぬる湯なのが個人的には残念、これから千葉県まで帰るのに、湯冷めしちゃうよ(笑)。
背景画はありません、コミカ風呂の凹凸のタイル模様、鶴が2羽飛翔する姿。天井はアーチ型、でも高いので気になりません。
湯上がりは明治の乳飲料がありましたが、ビン入りファンタ?これは貴重だ!120円。おっ、フロントにチラシ、毒蝮三太夫さんが3/14(火)に来るそうです。もし訪問するなら、この日を狙ってみてはいかがでしょうか。って、番組中継は午前中なんで入浴には開店を待たないといけないんですけどね。
と言うことで、帰りは新川崎から総武快速横須賀線で。線路の西側はせいぜい5階建ての団地しかない下町ですが、東側は高層ビルがたくさんありますねえ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます