
もはやこのBPMでは踊れない(100を切ってる?)。ただ、やはり音盤1枚で“体験したことのない音楽体験”がここにはある。
いつだってクラブには体験したことのない音楽を体験する可能性を求めて遊びに行く。レコードをかけた音でもないし、生音そのままでもない。アドリブ以上の、ハプニングとも言えるようなファンタジックな音世界。
ダンスミュージックのフォーマットをギリギリ守りながら、アンビエントに返る訳でもなく、ロックのフォーマットにもアプローチしながら、しかしイビザ島のサンセットを超える美しい音楽の風景画と、無限の人類の可能性を見せるようなタフでポジティブなエネルギーのある音楽のストーリー。