せっかく新宿まで来たから、例の銭湯映画を観に行こう。公開から1ヶ月弱、そろそろ空いてるかな。確かに2時間前に座席確保できたが、上映になるとほぼ満席。人気あるんだなあ。銭湯が舞台のシブイ作品だから中高年の人が多いのかと思いきや、若いカップルが普通にデート映画として観に来ている。どうも普遍的にいい映画っぽい。
日本映画らしい、静かなたたずまいの映画。文京区・月の湯がロケ地と聞いていたが、確かに脱衣室と浴室は月の湯らしい。しかし外装は全然違う、と言うか東京じゃない。ここはいったいどこだ?ただ、個人的に近くを流れる川は渡瀬川かな?今でもカエル電車が走っていると言うと、上毛電鉄辺りではないか、と言う見当はついた(ウソです、本当は松本電鉄か上田電鉄ではないかと推測してましたw)。
映画なので、シチュエーションはどうしても激しいですね(と思ってるのは自分だけかな、人によっては長い人生、浮気などの修羅場を経て大きく家族が変わっていく姿を目の当たりにしてる人って意外と多いのかも)。一度バラバラになった家族を宮沢りえ演じる主人公がまたよりを戻していく。
しかもただの家族映画じゃない、ものすごく子ども目線の作品なのだ。その点でこの作品は映画史に残る作品じゃなかろうかと(先日のアッバス・キアロスタミ監督追悼上映で観た作品でそう確信した)。先ず杉咲花ちゃんが素晴らしい。NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」ではお父さんを早く亡くしたが、子役時代で本人は父の死に向き合っていない。今回は母の死に向き合う訳だが、母の愛で2回も崖から突き落とされるような試練を与えられる。それを健気に乗り越える姿で涙。ああ、これが子どもが大人になるってことなのか。自分の人生はぬるま湯でこんな試練に会わずに大人になった。この子には勝てないな、と察する。と言うが今すでに負けてる(汗)。他の子役もみんなすごい。別れた旦那が連れてきた連れ子とか、父子家庭の探偵さんの子どもとか、いずれも皆、親のエゴや死の場面に付き合って乗り越えてきた年輪がすでに演技されている。
銭湯だからと言って、ノスタルジーが描かれている訳ではない。いつの時代にも普遍的な家族のあり方、人生の様々なケリの付け方を教えてくれる。やはり宮沢りえはすごい女優さんなんだ、大人も子どもも、彼女の包容力で笑顔になり、感謝し、そして成長していくのだ。
そういう人生のエッセンスが全部詰まった作品。銭湯に関係なく、老若男女問わずオススメの映画。あ、外観の舞台は足利の花の湯と言う銭湯だそうです(やっぱり銭湯にこだわってるオレ:-))。
日本映画らしい、静かなたたずまいの映画。文京区・月の湯がロケ地と聞いていたが、確かに脱衣室と浴室は月の湯らしい。しかし外装は全然違う、と言うか東京じゃない。ここはいったいどこだ?ただ、個人的に近くを流れる川は渡瀬川かな?今でもカエル電車が走っていると言うと、上毛電鉄辺りではないか、と言う見当はついた(ウソです、本当は松本電鉄か上田電鉄ではないかと推測してましたw)。
映画なので、シチュエーションはどうしても激しいですね(と思ってるのは自分だけかな、人によっては長い人生、浮気などの修羅場を経て大きく家族が変わっていく姿を目の当たりにしてる人って意外と多いのかも)。一度バラバラになった家族を宮沢りえ演じる主人公がまたよりを戻していく。
しかもただの家族映画じゃない、ものすごく子ども目線の作品なのだ。その点でこの作品は映画史に残る作品じゃなかろうかと(先日のアッバス・キアロスタミ監督追悼上映で観た作品でそう確信した)。先ず杉咲花ちゃんが素晴らしい。NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」ではお父さんを早く亡くしたが、子役時代で本人は父の死に向き合っていない。今回は母の死に向き合う訳だが、母の愛で2回も崖から突き落とされるような試練を与えられる。それを健気に乗り越える姿で涙。ああ、これが子どもが大人になるってことなのか。自分の人生はぬるま湯でこんな試練に会わずに大人になった。この子には勝てないな、と察する。と言うが今すでに負けてる(汗)。他の子役もみんなすごい。別れた旦那が連れてきた連れ子とか、父子家庭の探偵さんの子どもとか、いずれも皆、親のエゴや死の場面に付き合って乗り越えてきた年輪がすでに演技されている。
銭湯だからと言って、ノスタルジーが描かれている訳ではない。いつの時代にも普遍的な家族のあり方、人生の様々なケリの付け方を教えてくれる。やはり宮沢りえはすごい女優さんなんだ、大人も子どもも、彼女の包容力で笑顔になり、感謝し、そして成長していくのだ。
そういう人生のエッセンスが全部詰まった作品。銭湯に関係なく、老若男女問わずオススメの映画。あ、外観の舞台は足利の花の湯と言う銭湯だそうです(やっぱり銭湯にこだわってるオレ:-))。