欺瞞的善人の悲哀

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借用書なしで金を貸す 西成のねえちゃんの「人を信じる力」

2010-08-02 22:35:46 | 人 類 
借用書なしで金を貸す 西成のねえちゃんの「人を信じる力」

阪市西成区釜ヶ崎(現在の呼称は「あいりん」)。日雇い労働者たちが、簡易宿泊所に寝泊まりしたり野宿したりしながら、わずかな仕事の口を求めて集まる街。 路上で寝ている人、車座になって朝から酒を飲んでいる人─という光景は、今も昔も変わらない。近年は行政やNPOが労働者たちの相談に乗るべく活動しているが、30年前、この街でそんなことをする人は数えるほどだった。

入佐明美(いりさ・あけみ)
看護専門学校卒業後、病院勤務を経て、80年より釜ヶ崎でケースワーカーを務める。著書に『地下足袋の詩』(東方出版)。 入佐明美は、1980年に看護師として勤めた病院を辞めて釜ヶ崎に入った。24歳の女性がケースワーカーの草分けとなり、800メートル四方の街にいる2万~3万人の労働者たちに、毎日声をかけて回った。入佐は今日も、自らの貯金と時折の講演謝礼と個人からの寄付を原資にして、事務所がわりとなる6畳・4畳半2間の文化住宅で、労働者の話に耳を傾けている。

驚くのは、アパート暮らしを望む労働者に、入佐が3万~6万円前後の私財を借用書なしで貸してきたことであり、その数が二百数十人に上りながら、最初の頃の4、5人を除いて全員がきちんと返済してきたことである。明日の仕事があるかもわからない人に、入佐はなぜ金を貸せるのか。労働者はなぜ遅滞なく返済するのか。そこから、人が人を信じるってどういうことなのかが、見えてくるように思う。


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このような、菩薩のような方が居ます。 しかし、そこまでの道は、もちろんけして平坦ではなかった。

>無意識のうちに私は上からの目線で関わってきたことに気付きました。
>自分に幻滅して、培ってきたものが全部崩される気持ちになって熱が出て、天井を見ながら3日間考えました。・・・

しかし、このように、「信頼」という結果を出せたのは、そこに「真の慈愛」があったからでしょう。 「信じて人間として向き合ったらみごとに仏さんになりますよ」 と、入佐は言う。言うまでもないが、これは労働者を指して言っている。 彼女は、「自称菩薩」ではない。

彼女が生み出した、その、無形の財産は、そこらの「新興カルト宗教の偽善行為」とは一線を画すことは言うまでもありません。 そこにある違いを見極めるのは、あなたです。







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