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私の好きな漫画家 谷口ジロー

2006-11-28 | 音楽・芸能・文化



谷口ジロー
という漫画家をご存知でしょうか。現在,私が一番好きな漫画家です。この人の漫画は奥の深さを感じさせるもので,まさしく大人向けのものといえます。

谷口ジローの作品はどれも大好きなのですが,私がマニラに来るにあたって持ってきた唯一の漫画がこれ。

「サムライ・ノングラータ」 矢作俊彦共著

帰国子女で英独仏アラビア語ぺらぺら,しかし筋肉増強剤を欠かさない男と,伝説的な傭兵あがりの男が織り成す事件の数々。矢作俊彦が関わっていますので,せりふが格好いいですし,「気分はもう戦争」同様,乾いた空気が心地よい作品です。

なお,タイトルは「ペルソナ・ノングラータ」(要注意人物)からとったもの。




他の代表作では,

「事件屋家業」「新事件屋家業」関川夏央共著

ハードボイルドもの。タイトルはレイモンド・チャンドラーから。

「犬を飼う」

この作品は,私が呼んだ動物漫画の中で最高だと思うものです。というか,別格ですね。すでに漫画というジャンルを越えてます。ただ,犬の死を扱っていますので,読むのが大変辛いのが難点。

谷口氏は犬が大変好きなようです。事件屋家業でも印象的な犬の描写が出てきますし「神の犬」という作品もあります。

変わったところでは

「孤独のグルメ」 久住昌之共著

大衆食堂レベルの店に飛び込んで,そこの食い物と格闘するというもの。久住昌之氏は,変な漫画の原作している人です。ガロで泉昌之と組んで?漫画を発表していました。この人もおもしろいですよ。


   



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