上がった気分が下がってしまう。
そんな毎日の繰り返し。
きのうは途中で目が覚めて、眠れなくなって。
実は、買い物の日、ハナミさんとシフトについて話していたときのこと、
「リカコさんにも入ってもらうことにしたから。もう、何がだめとか言わないで
受け入れることにしたから」
とか言っていたのだ。
えっ！？昼にランチのときに入るの！？人がいないのは私の出勤のとき、
だから必然的に、料理のできないリカコさんが接客になる。
あの日以来会っていなかった彼女と、久しぶりに顔を合わしたのは、
ちょうどコーヒーを決めるための試飲の日だった。
私から話しかけた。
試飲の時にはハナミさんがリカコさんにも試飲してもらっていた。
その日のいでたちもちょっと目を引く、派手な姿だった。
その後、ハナミさんが手伝ってと言ったのだろうか。
私は、納得がいかず、
「ランチで接客ですよね。でも、手伝ってくれるってことは、
前に行った条件を納得してるんですよね」と投げかけてみた。
前に言ったことというのは、食べ物を扱うのだから、
長いつめにマニキュアとか、香りの強い香水とかは、
控えてほしいということ。
おまつりの前に、このことを伝えたら、
急に、会から抜けるという決断になったのだ。
その質問に対して、
「そのままでいいから手伝ってって言ったの。
もう、あれこれいうのやめることにしたの」そんな答えで、
私はがっかりをを通り越して
憤りを感じていた。
自分のアイデンティティを変えられないのはわかるけど、
みんなで一緒にやっていくってことは、
もっと協調性があっていいのではと思う。
派手な服に、派手な化粧（何枚ものつけまつげ）、
なにもかも、あのお店にはそぐわないって
そんな極端な気持ちになってしまっている。
こんなことを言うのは、
以前勤めていた会社の影響なのかもしれない。
そこでは、髪の色にもレベルがあって、爪はもちろん
自然に近いマニキュアで、お化粧もナチュラルに。
事務職でさえ、こんなふうだったから（全職場で行けば、接客もありました）
そんなふうに考えてしまう。
長くいたから偏った考えになってしまったのか。
ハナミさんは、「偏見よ」と言って
どうしても、このままことを進める気でいるようだ。
彼女が女装をしていることや、性同一性障害のことで
とやかく言っているのではなくて、
食べ物を扱う仕事に、ふさわしい格好でお願いしたい、
ただそういう気持ちだけなのに・・・・
少し前に、私ってそんなに偏見が強いのだろうかと、
友人に質問をしたことがあった。
リカコさんと同じ町に住む趣味仲間Ｎちゃんに、
彼女のことを話したらすぐにわかってくれた。
どこかのお店であったことがあるということだった。
初めてリカコさんに会ったときにギョッとしてしまった私は、
ひどく偏見を持っているんだろうかと聞いてみた。
Ｎちゃんは、「全然ひどくないよ。あの人に突然会ったら
ギョッとしますよ」とあたたかいフォローをくれたのだ。
Ｎちゃんは障がい者の施設でお仕事もしているので、
何の偏見もなく、いろんな人を見れる方だと思う。
そのＮちゃんが言ってくれた言葉で、私そんなにひどくないのかなって思えて
まあ一安心したのではあるが、
反面、やっぱり、初めてリカコさんを見た感想はそうなんだろうなと思ってしまった。
だから、リカコさんが今のままの姿でお昼を担当するのってどうなのかと
とても不安なのだ。
お客さんが入ってきて、どう思うのだろうかと。
まだ、オープンもしていないので、また取り越し苦労なのかな、
とも思いますが。
誰にも相談できず、ここに書くことにしました。
（いやな気持ちになった人がいたらごめんなさい）
本当は、どんな人でも来れる居場所を作るはずなんだから、
人と人をつなげる橋渡しにならないといけないというのに。
そういえば、ちなちゃんがこの前のコーヒーの試飲のときに
赤ちゃんを連れてきたのだけれど、
赤ちゃん別に怖がってなかった気がします。
離れていたからかな？
こんど、ちなちゃんに会ったら、話してみよう。
