きのうは母のところに歩いて行った。
もう4時過ぎたのでおやつを一緒にという時間も過ぎたし、行くのやめようかと思っていた。
またここ数日ウチにいて歩いてない。
そうだ散歩と買い物のついでに母のところに行くということにしようと出かけた。
歩いて20分。
きのうは爽やかな暑さだったので夕方なら心地よいと思ったが少し汗をかいた。
着くと、母は一階のカフェコーナーで1人でテレビを見ていた。
何もすることがなくて退屈だと言う。
1カ月くらい前から思っていたが、母がみんなでいることが少ない気がする。というか、仲良しのオオタキさんといるのを見ない。何かあったのか?
先日、キヨタさんと三階で話していたのは見たのだけど…
生活相談員の方に聞こうと思いながらまだ聞いてない。
「退屈だったら、料理作ったり、掃除したりするとこに変わる?」と聞くと、「なんかするのめんどくさいわ」と今のラクな生活も捨てたくはないようだ。
「そこに行ったら退屈じゃなくなるよ、あっという間に時間が過ぎるよ」と言うと「引っ越すのめんどくさい」と言う。
「ヒマだったら部屋から出て行ってみんなのいるところ(1階か2階か3階)探して話したら?」と言うと、「出て探すのめんどくさい」と言う。「話すことない」とか…
そして、「テレビ見てたらいいねん」と言ってリモコンを手に取った。
今はなんでも面倒なようだ。
退屈が解消されて安心していたのに、また心配になってきた。
さて、
お茶を飲みながら、母に先日のことを聞くと全く覚えてなかった。
「5000歩くらい歩いたよ」と言うと、「それでしんどかったんや」と言うので、
「次の日聞いたら全然しんどくないって言ってたよ」と言うと、
「そう?」なんて苦笑いしていた。
私に心配させないようにそう言っていたのかな?
サイゼリヤのことを言っても、ワインのことを言ってもなにも覚えてない。
そこで、81歳の人に私と同じくらいかと思ったって言われて喜んでたよ、と言うと、
ああ、なんかそんな話したかな?いつも90過ぎには見られへんから、と笑っていた。
やはり若く見られるのには敏感で、そのことは覚えているのか、それとも他の記憶を覚えているのか?
そういえば、その方が自転車にはもう去年から乗るのをやめたと言った途端、
へー私はまだ乗ってますと言うのだ。
Iさんはびっくりして、乗ってらっしゃるの?と。
私はすぐさま、乗ってないでしょ、もう2年以上乗ってないよと否定した。
それでも母はいつも乗ってるよ、と言いながら、自転車ないのかな?とだんだんあやふやになってきた。
こんな時、間違いを正さないで聞いておいてあとからIさんに訂正するのがいいのかな?と、あとになって思う。
やっぱり否定されるのは良くないんだろうなと。
でも咄嗟に言葉にしてしまう。
いつも、私が若く見られたらすぐに年齢を言ってしまう母にそんなところが似ている気がしてきた。
私もそうされるのが気に入らないのだから母もきっと気に入らないのだと思う。
これからはそうね、そうねと言って話を合わせるようにしよう。
なかなか難しいのだけどね。
※チュチュ・オプティマ(バラ)
道楽さんからお借りしています