きのう金曜日が、リカコさんお店デビューの日でした。(先日、火曜日と言ってたのは間違いでした)
2時にいつもの奇抜な格好で登場。
でも、メイドさんみたいに白いエプロンをつけて三角巾もしてかわいく、
いつもより清潔感があって私評価は上々。
会ってすぐ、
「かわいい!」って言ってました。
お客様は一人だけだったので、
ハナミさんが、伝票の書き方や、お客さんご来店からの一連の作業についてお話を。
その後、洗い物をやってみてとお願いしていました。
ホールで何かやっていた私が、チラチラカウンターの中をのぞくと、
お湯が出しっぱなしで
リカコさんはグラスを拭いている。
「お湯、出しっぱなしはもったいないから」と言って止めると、
今度はまた、食器を洗い始めている。
どうやら、食器をひとつ洗っては、拭く、と言う行為を繰り返しているようだ。
ハナミさんが、カウンターの中から、
「シマノさーん、洗い方教えてあげて」と呼んでいる。
シマノさんびっくり!とともに私もびっくり。
彼は洗い物などほとんどやったことがなかったからだ。
「えっオレが!?」と戸惑う。
「えっ、シマノさんにやってもらうの!?私がやってもいい?」
ひょっとしたらシマノさんに人に教えるという体験をしてもらうために
そう言ったのかと思ったので 聞いてみた。
なんのことはない「教えてあげて」と私に依頼が来た。
私の洗い方だって、効率がよいかどうかわからないけど、
リカコさんに作業の手順を説明した。
まず、洗いかごにいっぱいになっている食器から片付けましょうと、
それぞれの食器の置き場を教える。
乾ききってないものはこの食器拭き(クロス)で拭いてください、と。
「メンバーの中には、食器もペーパータオルで拭くという人がいるから
そのときは、はいはいと言って対応してね」と、いろんな人がいることも
教えてあげた。
いよいよ、スポンジに洗剤をつけてまとめて洗って、
洗ったものは右側のシンクに置いていって
そのあと、まとめてそれをすすいで、
洗いかごに入れていく。
そんな一連の動作を教えた。
リカコさん、「はい」{はい」と、とっても素直に聞いてくれていた。
そして、最初スポンジの方をやってもらって
半分くらいのところで私がやっていたすすぎに変わって
体験してもらった。
洗っているととても緊張していたみたいで
「初めてやったから、緊張してカップ落っことしそうになってしまって・・・」
と、話していた。
お釣りもあせって多く渡しそうになって、
でお客さんの方から、ちゃーん言ってくれて
事なきを得た。
常連さんだったから、今日が、今がはじめての
お会計ということも伝えて、
おわびしつつも笑いで終わることができた。
当の本人は、やはりとても気にしていて、
その日のスタッフ会議でも、今日初めてのことで
緊張して色々失敗してしまった、と言っていた。
とはいえ、こんなやり取りがあって、
わたしとリカコさんの距離はだいぶ縮まったように思えた。
色々心配していた彼女の格好だとか、
お化粧だとか。
やはり、きつい香水にはホントどうしようかという思いもあった。
むせそう・・・
でももうひとつの懸念だった爪は、きれいに切りそろえられていたのだった。
まあ、それぞれ違う色には染め上げていたけれど・・・
そのことがなによりも、うれしいことだった。
心配するより、やってみることだ。
今回の彼女の緊張に、先日日経新聞祈っていた
記事を思い出した。
残しておきたい言葉につづく