グレの健康 病気と友に

結局グレの薬はもらいに行かず、
点鼻薬と例の活力剤で様子をみている。

最近くしゃみもなくなり、逆くしゃみもない
と言ったとたんまた始まりだした。

母に「病院行かないとね」といいながらここまできた。


グレは点鼻薬をなかなかさせてくれない。
母と二人がかりでやってたら、
「ほら、薬さしたら良くなるんやから。
持病やねんから病気を受け入れて
うまく付き合って行かなあかんねんよ」
と母が言う。

えっ!？と思っている私の後ろにいたじんべも
「わかります。僕も病気を受け入れて
仲良くしていくんだって考えです」
とか言ってる。

グレの病気はもう治らない。
それを自分の治らない腰痛になぞらえているのかも。
いや、彼の母の介護を通して
そういう考えになったのかもしれない。

なったのだからしょうがない、
受け入れる、という二人の考えはわかるのだけど、
私はまだ、なんとか治らないものかと抗ってしまう。